モンゴル国

安倍総理大臣のモンゴル訪問(結果)

平成28年7月15日

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7月14日,ASEM首脳会合出席のためモンゴル訪問中の安倍総理大臣は,モンゴル政府庁舎において,エルベグドルジ大統領,エルデネバト首相及びエンフボルド国家大会議議長との間でそれぞれ会談を行ったところ,概要は以下のとおり。

1 日程

7月14日(金曜日)午後
エルベグドルジ大統領との首脳会談
エルベグドルジ大統領との共同記者発表
エルデネバト首相との首脳会談
エンフボルド国家大会議議長との会談

7月14日(金曜日)夜
エルベグドルジ大統領主催晩餐会

2 エルベグドルジ大統領との首脳会談(17時10分~,約25分間)

(1)冒頭,エルベグドルジ大統領から,安倍総理の3度目のモンゴル訪問への歓迎の意及び参議院選挙での勝利への祝意が示されるとともに,日・モンゴル関係の発展に対する安倍総理の支持に謝意が述べられた。これに対し,安倍総理からは,日本は対モンゴル関係を重視しており,3度目のモンゴル訪問及び大統領との9度目の会談はその証左である旨述べた上で,概要以下のとおり述べた。 
  1. 日・モンゴル経済連携協定(EPA)の発効を歓迎。来年の外交関係樹立45周年に向け,更なる関係強化を図りたい。
  2. 今回のASEM首脳会合は創設20周年の重要な会合であり,大統領の指導力によりアジアと欧州のパートナーシップを再確認する有意義な機会となるよう期待。特に,バングラデシュでのテロを踏まえ,テロを絶対許さないとの明確なメッセージを出したい。
(2)これに対し,エルベグドルジ大統領から,概要以下のとおり述べた。
  1. あらゆるテロを断固非難。バングラデシュでのテロの犠牲者に追悼の意。
  2. 安倍総理のイニシアティブの下で「戦略的パートナーシップ」のための行動計画が順調に進展。次の段階の行動計画にも今後合意し,鉄道,石炭,産業クラスター形成等で協力を進めていきたい,
  3. 日・モンゴルEPAは,両国関係の拡大に大きく影響。また,両国経済関係拡大のため,二重課税防止条約も重視。
  4. 外交関係樹立45周年に向けて幅広い行事を実施したい。
  5. 日本のODAはモンゴルの発展に貢献し,今後も必要。また,国際場裏での協力強化,国連での連携強化,日米モンゴルの3か国協議等も進めていきたい。
  6. 北東アジア及び朝鮮半島の安定のため,ウランバートル対話を進めたい。
(3)これに対し,安倍総理から,概要以下のとおり述べた。
  1. 日本とモンゴルは基本的価値を共有する地域の重要なパートナー。モンゴルの自立的発展のためにできる限りの支援を惜しまない。経済再生のためIMFなど国際機関の助言を受けつつ一層の経済改革を着実に進め,国際社会の信認を高めることが重要。
  2. 防衛・安保分野での協力を重視。来年早期に防衛駐在官を派遣し,3年にわたる能力構築支援を含め,一層の関係強化を進めたい。
  3. 安保理改革への支持に改めて感謝。引き続き緊密に連携していきたい。
  4. 昨年9月の第1回日米モンゴル事務レベル協議の開催を歓迎。多国間の戦略的な対話は重要であり,今後も開催していきたい。
  5. 6月の北朝鮮による弾道ミサイル発射は核ミサイル開発の進展を示すもので,北朝鮮の安全保障上の脅威は新たな段階。北朝鮮の行動を変えるためにも安保理決議の厳格な履行や外交的働きかけを通じ,圧力を強めることが重要。北朝鮮の非核化につながるよう協力をしていきたい。また,拉致問題へのモンゴルの協力と理解に感謝。
(4)また,エルベグドルジ大統領から,モンゴルは新政権発足後も日本との協力関係を維持・発展させる旨述べたのに対し,安倍総理から,モンゴル政府の新体制とも緊密に連携しながら両国関係を発展させたい旨応じた。

3 エルデネバト首相との首脳会談(17時55分~,約30分間)

(1)安倍総理から,首相就任に祝意を示すとともに,日本は対モンゴル関係を重視しており,3度目のモンゴル訪問はその証左,両国関係の発展と地域の安定・繁栄のため緊密に連携・協力したい旨述べた上で,概要以下のとおり述べた。
  1. 来年の外交関係樹立45周年を念頭に,エルデネバト首相の早期訪日を歓迎。その際,新たな行動計画を策定し,互恵関係の一層の深化を図りたい。
  2. 来年早期に防衛駐在官を派遣し,3年にわたり成功裡に進んでいる能力構築支援を含め,一層の関係強化を進めたい。
  3. 日・モンゴルEPAの発効を歓迎。着実に実施し,両国の経済関係をより包括的かつ深みのあるものとしたい。
  4. 日本はモンゴルの自立的発展のためにはできる限りの支援を惜しまない,経済再生のためには,IMFなど国際機関の助言を受けつつ一層の経済改革を着実に進め,国際社会の信認を高めることが重要。
  5. クリーンコール技術,環境,人材育成等の各分野でも協力を進めていきたい。
(2)これに対し,エルデネバト首相からは,先の参議院選挙の勝利に祝意を表するとともに,概要以下のとおり述べた。
  1. 訪日招請に感謝。外交チャンネルを通じて日程を調整したい。
  2. 新政権発足後も,引き続き日本との関係を重視しており,「戦略的パートナーシップ」を一層発展させたい。新たな中期行動計画を策定し,合意したい。
  3. 日・モンゴルEPAの発効を歓迎。その実施が自分にとって大きな課題。IMF等国際機関の助言も受けながら,モンゴルの経済を立て直していきたい。
  4. クリーンコール技術,環境,人材育成等の各分野におけるこれまでの日本からの協力に感謝。引き続き協力を進めていきたい。モンゴルにおける産業多角化の観点から,農業分野についても協力を得たい。

4 エンフボルド国会大会議議長との会談(18時40分~,約20分間)

(1)安倍総理から,議長就任への祝意を述べるとともに,3度目の訪問はモンゴル重視の表れ,来年の外交関係樹立45周年に向けて緊密に連携したい旨述べた上で,概要以下のとおり述べた。
  1. 日本とモンゴルは,基本的価値を共有する地域のかけがえのないパートナー。日本と縁の深いエンフボルド議長と両国関係を大きく発展させたい。
  2. 日・モンゴルEPAの発効を歓迎。モンゴル新政権と共に,「戦略的パートナーシップ」強化に向けた新たな行動計画の策定を含め,更なる関係強化の取組につき検討を進めたい。
  3. 引き続き,議会間交流の一層の発展に指導力を発揮いただきたく,訪日機会があれば最大限歓迎する。
(2)これに対し,エンフボルド議長から,先の参議院選挙の勝利への祝意及び議長就任への祝意に対する謝意を表するとともに,日本との「戦略的パートナーシップ」を一層発展させたい旨述べ,日本政府及び国民からの支援・支持に謝意を示した。また,両国議会間の交流が活発化しており,日・モンゴルEPA締結に至ったことは喜ばしい,新しい中期行動計画を日本と協議して策定し,国際・地域レベルでの協力を更に発展させたいとの話があった。

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