パキスタン・イスラム共和国
日・パキスタン外相会談
平成30年9月25日


本25日(火曜日)午前11時38分(現地時間;日本時間26日(水曜日)深夜)から約15分間,第73回国連総会出席のためニューヨークを訪問中の河野太郎外務大臣は,マクドゥーム・シャー・マヘムード・クレーシ・パキスタン外相(H.E. Mr. Makhdoom Shah Mahmood Qureshi)と会談しました。概要は以下のとおりです。
1 冒頭,河野大臣から,クレーシ外相の就任に祝意を伝えるとともに,新政権発足直後の中根副大臣によるパキスタン訪問は,日本がパキスタンとの関係を重視していることの現れであると述べました。これに対し,クレーシ外相は,二国間関係拡大のためにさらに要人往来を進めていきたいと述べました。
2 河野大臣から,両国間の要人往来と意見交換を着実に実施していきたく,クレーシ外相の訪日を期待すると述べました。これに対し,クレーシ外相から,是非訪日したいと述べました。
3 河野大臣から,官民合同経済対話の開催等を通じて,両国の企業間交流の拡大を期待する,また,日本は教育分野の支援を長年実施しており,汚職対策を含めパキスタンの社会経済開発を後押ししていくと述べました。これに対し,クレーシ外相から,日本からの支援に感謝しつつ,パキスタン新政権の最重要課題は経済回復である旨述べました。
加えて,両外相は,パキスタン新政権の経済政策について,財政の持続可能性や透明性の向上に向けた取組に関する意見交換を行いました。
4 両外相は,地域情勢,不拡散問題等について意見交換しました。河野大臣から,地域の平和と発展のための積極的な協力を求めました。これに対し,クレーシ外相から,パキスタン新政権は地域の安定と平和に優先的に取り組んでいくと述べました。