パキスタン・イスラム共和国
河野外務大臣によるアバシ首相表敬
平成30年1月4日


パキスタンを訪問中の河野太郎外務大臣は,4日(木曜日)14時15分(現地時間)から約35分間,シャヒード・カカーン・アバシ・パキスタン首相(H.E. Mr. Shahid Khaqan Abbasi, Prime Minister of the Islamic Republic of Pakistan)を表敬したところ,概要は以下のとおりです。
- 河野大臣から,両国の長年の友好関係について言及しつつ,パキスタンは南アジアのみならず,世界の安定と平和に重要な役割を有しており,日本はパキスタンが民主主義と法の支配の下で安定し,発展を遂げていくための努力に引き続き協力していくと述べました。
- また,河野大臣から,パキスタンの社会基盤の改善は日本による支援の重点分野であり,引き続き支援を行う用意がある旨述べました。さらに,河野大臣は,テロとの闘いにおけるパキスタンの努力を評価しつつ,テロ対策の分野において緊密に協力する用意があると述べました。
- アバシ首相は,日本は伝統的な友好国であると述べるとともに,パキスタンは国を挙げてテロ対策に取り組んでいることを説明しつつ,日本企業の更なる進出や投資を期待している旨述べました。それに対し,河野大臣から両国の経済関係を強化するための方策を共に考えていきたい旨述べました。
- また,河野大臣は,安保理決議の履行を含め北朝鮮への圧力を最大限まで高めていくこと,拉致問題の早期解決が重要である旨述べました。アバシ首相からは,安保理決議を完全に履行しており,北朝鮮に関する日本の立場を強く支持する旨発言がありました。
- さらに,軍縮や安保理改革について意見交換を行いました。