モルディブ共和国
安倍総理大臣とソーリフ・モルディブ大統領との会談

モルディブ大統領との会談
(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)
本21日,午前9時24分から約15分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のイブラヒム・モハメド・ソーリフ・モルディブ共和国大統領(H.E. Mr. Ibrahim Mohamed SOLIH, President of the Republic of Maldives)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお会談には,日本側から西村明宏内閣官房副長官ほかが,モルディブ側から,アブドゥッラ・シャーヒド外務大臣ほかが同席しました。
1 安倍総理大臣から,ソーリフ大統領の初となる訪日を歓迎しつつ,「友好国のモルディブはシーレーンの要衝に位置する重要なパートナーでもあり,米国やインド等とも連携を強化していきたい」旨述べました。これに対し,ソーリフ大統領から,台風19号の被災者へのお見舞いとともに,歴史的な即位の礼に出席できることは光栄である,日本との協力を強化していきたい旨述べました。
2 二国間関係について,安倍総理大臣から,「引き続き,安全保障・経済を始め,日本の協力を拡大し,ソーリフ政権を支えていく」旨述べた上で,防衛交流,マクロ経済・財政専門家の派遣,テロ対策としての機材供与などの支援について述べました。これに対し,ソーリフ大統領から安全保障・経済分野での支援への謝意とともに,青年海外協力隊や人材育成支援のこれまでの貢献,さらに,オリンピック・パラリンピックのホストタウンとなっている小田原市への謝意の表明があり,日本からの観光や投資が一層促進されることへの期待を述べました。
3 その他,ソーリフ大統領からインド太平洋の自由な航行の重要性について述べられるとともに,両首脳は東アジア情勢等についても意見交換を行いました。また,安倍総理大臣から,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求めました。