バングラデシュ人民共和国
河野外務大臣によるハシナ・バングラデシュ首相表敬
平成30年8月7日
7日17時16分(現地時間)から約40分間,バングラデシュ訪問中の河野太郎外務大臣は,シェイク・ハシナ・バングラデシュ首相(H. E. Sheikh Hasina, Prime Minister of the People's Republic of Bangladesh)を表敬訪問したところ,概要は以下のとおりです。
1 河野大臣から,「包括的パートナーシップ(PDF)」を一層推進し,2021年までの中所得国化に向け,バングラデシュの発展に引き続き全面的に協力していく,ダッカ襲撃テロ事件についてはチャージシートに基づく司法手続が進められると承知している,引き続き邦人の安全確保のための一層の取組をお願いしたい旨述べました。これに対し,ハシナ首相から,ダッカ襲撃テロ事件のような事件は二度と起きてはならずそのための取組を行っている,日本によるこれまでの協力に感謝する,引き続き緊密に協力していきたい旨を述べました。
2 河野大臣から,バングラデシュによるミャンマー・ラカイン州からの避難民の寛大な受入れと支援,解決のための対話継続に対し改めて敬意と評価を伝えました。また,避難民の帰還の早期実現に向けミャンマーに対し働きかけを行った,バングラデシュとミャンマー両国間の合意に基づき,日本は引き続き両国間の連携を後押しし,バングラデシュに寄り添い,必要な支援を行っていく旨表明しました。これに対し,ハシナ首相から,バングラデシュの避難民に対する雨季対策を含む人道的取組,避難民の早期帰還に向けたミャンマー政府との対話の状況について説明するとともに,日本からの継続的な支援に謝意が表明され,両国が,引き続き緊密に連携していくことで一致しました。