バングラデシュ人民共和国
河野外務大臣によるハシナ首相表敬
平成29年11月19日



バングラデシュ訪問中の河野太郎外務大臣は,19日(日曜日)17時10分(現地時間)から約10分間,シェイク・ハシナ・バングラデシュ首相(H. E. Sheikh Hasina, Prime Minister of the People's Republic of Bangladesh)を表敬訪問したところ,概要は以下のとおりです。
1 河野大臣から,コックスバザールの難民キャンプを訪問し,現実を見せてもらった,今回のアレンジに感謝する,人道的な観点からハシナ首相が避難民に対して行っている支援を高く評価する,日本はバングラデシュを強く支持する,今般,国際機関を通じて避難民に対する追加的な支援を決定したと述べた。また,河野大臣より,今回ミャンマーで開催されるASEM外相会合に出席できないが,ミャンマーに対して働きかけていきたい,また,バングラデシュとミャンマーによる帰還に向けた協議をサポートする旨述べた。さらに,河野大臣より,日本はバングラデシュの2021年までの中進国化実現に向け,開発協力を継続する,引き続き邦人及び日系企業の安全対策に努めてほしい旨述べた。
2 ハシナ首相から,河野大臣の訪問を歓迎する,バングラデシュとして治安対策に取り組んでいると述べつつ,河野大臣が訪問したキャンプの現状につき種々の説明があり,バングラデシュとミャンマーの協議の他にも対策を検討しており,日本の支援に期待している旨述べた。これに対して,河野大臣から日本として支援していきたい旨述べた。
3 河野大臣から,1971年のムジブル・ラーマン演説のユネスコ世界記録遺産登録に祝意を示した。これに対し,ハシナ首相から,河野大臣に対してラーマン元大統領の回想録の日本語版が贈呈された。