フィリピン共和国

平成29年6月7日
表敬を受ける安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)
表敬を受ける安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)

 本7日午後3時40分から約30分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のアラン・ピーター・カエタノ・フィリピン共和国外務大臣(H.E. Mr. Alan Peter S. Cayetano, Secretary of Foreign Affairs of the Republic of the Philippines)の表敬を受けたところ,概要は次のとおりです。

1 安倍総理大臣から,カエタノ外務大臣のこのたびの訪日を歓迎する,戦略的なパートナーであるフィリピンとの関係を重視している,1月のフィリピン訪問ではダバオのドゥテルテ大統領の私邸にもお招きいただき,大変率直な意見交換ができた,改めておもてなしに感謝したい旨述べました。さらに,安倍総理大臣から,海自艦艇「いずも」のスービック寄港は,緊密な日比防衛協力の象徴であり,河井克行総理補佐官とともにドゥテルテ大統領に乗艦いただいたことに感謝する,11月の東アジアサミットを始め,本年のASEAN関連会議の成功に向け,議長国フィリピンにあらゆる支援を惜しまない旨述べました。

2 カエタノ外務大臣からは,ドゥテルテ・フィリピン大統領は近いうちに改めて訪日したく,安倍総理大臣によろしくお伝えいただきたいとのことであると述べるとともに,本年1月のフィリピン訪問時に安倍総理大臣が表明した,日本のフィリピンに対する5年間で約1兆円の支援に対して感謝を述べました。

3 また,安倍総理大臣からは,ミンダナオにおけるフィリピンによるテロとの闘いを全面的に支持する,邦人の安全対策にも配慮願いたい旨述べるとともに,インフラ整備,違法薬物対策等の,ドゥテルテ政権の優先事項を支援していく旨述べました。これに対し,カエタノ外務大臣からは,テロとの闘いや違法薬物対策への日本の支持・支援に心より感謝する旨述べました。さらに,両者は,南シナ海問題を始めとする地域情勢について意見交換を行い,今後,東アジアサミット等に向けて緊密に連携していくことを確認しました。


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