報道発表

フィリピンに対する無償資金協力に関する書簡の交換

平成29年3月23日

  1.  本23日(現地時間同日),フィリピン共和国の首都マニラにおいて,総額38億4,600万円を限度とする以下の無償資金協力4件に関する交換公文の署名が行われました。なお,これらの案件は本年1月に安倍晋三内閣総理大臣がフィリピンを訪問した際に,ODA及び民間投資を含め,今後5年間で1兆円規模の支援を行う旨表明した協力の一環です。

     以下の1から3については,我が方石川和秀駐フィリピン大使と先方エンリケ・マナロ外務大臣代行(Enrique A. Manalo, Acting Secretary of Foreign Affairs, Republic of the Philippines)との間で,また,4については,我が方石川和秀駐フィリピン大使と先方ロタ・シルワンダー国連児童基金(UNICEF)在フィリピン事務所代表(Ms. Lotta Sylwander, Representative of Philippine Country Office, United Nations Children’s Fund)との間で,それぞれ交換公文の署名が行われました。

    1 バンサモロ地域配電網機材整備計画(the Project for Improvement of Equipment for Power Distribution in Bangsamoro)(供与限度額7億7,100万円)
     この計画は,バンサモロ地域において,配電網整備用機材の供与を通じて,電力協同組合の配電網整備能力強化及び配電網の改修を支援することにより,同地域における電力供給の基盤強化及び安定化を図り,もってミンダナオにおける平和と開発に寄与することが期待されます。

    2 経済社会開発計画(the Economic and Social Development Programme)(供与額5億円)
     この計画は,フィリピンの国家警察等に対し,テロ対策機材を供与することにより,同国のテロ対策分野における能力向上を図り,もって同国の経済社会開発に寄与するものです。
     本件は,昨年9月のASEAN関連首脳会合の場で安倍晋三内閣総理大臣が発表した,テロに屈しない強靱なアジアの実現に向けて,ASEANに対して今後3年で実施する450億円規模の支援の一環として行われるものであり,2017年にASEAN議長国を務めるフィリピンの取組を支援するものです。

    3 違法薬物使用者治療強化計画(the Programme for Consolidated Rehabilitation of Illegal Drug Users(CARE))(供与額18億5,000万円)
     この計画は,フィリピンの違法薬物使用者の更生及びリハビリテーション支援,広報啓発活動等に対し,治療施設及び関連ガイドライン,啓発活動指針,広報資料作成等の整備への財政支援を行うことにより,フィリピン保健省による違法薬物使用者の治療体制・政策を強化し,同国の脆弱性の克服と生活・生産基盤の安定に寄与するものです。

    4 紛争の影響を受けたミンダナオの子供のための平和構築及び教育支援計画(the Project for Peace-building and Education Support for Children in the Conflict-affected Mindanao)(供与額7億2,500万円)
     この計画は,フィリピンにおいて,紛争の影響を受けたミンダナオの子供に対する人道支援を行い,劣悪な状況にある水,衛生,教育の水準を向上するとともに平和構築に係る教育を強化することにより,国内治安の維持(テロの温床を防ぐ)を図ることを目的に,UNICEFに対してその必要な資金を供与するものです。

    (参考)フィリピン共和国基礎データ
     フィリピンは,面積約30万平方キロメートル(日本の約8割),人口約1億70万人(2015年,世界銀行),人口一人当たりの国民総所得(GNI)は3,540ドル(2015年,世界銀行)。


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