インドネシア共和国
安倍総理大臣とジョコ・インドネシア大統領との懇談
平成28年5月27日

本27日午前11時20分頃から約10分間,安倍晋三内閣総理大臣は,G7アウトリーチ会合出席のため訪日中のインドネシアのジョコ・ウィドド大統領(H.E. Mr. Joko Widodo, President of the Republic of Indonesia)と懇談を行ったところ,概要は以下のとおりです。懇談には,萩生田光一内閣官房副長官,世耕弘成内閣官房副長官他、,先方よりルトノ外務大臣他が同席しました。
1 安倍総理大臣から,訪日を歓迎する旨述べるとともに,G7と共にアジアの発展を議論する上で,ASEANの雄であるインドネシアのジョコ大統領に参加いただいたことは有意義である,南シナ海問題ではASEANの一体性確保が重要であり,ジョコ大統領の指導力に期待している,ジャカルタ東部のパティンバン新港整備事業については,両国の象徴的事業になると確信しており,円借款,日本の技術を活用して最大限協力する用意がある,運営への日本企業の参画を確保したい旨述べました。また,質の高いインフラ整備を通じ,引き続きインドネシアの発展に貢献するとして,今後も電力や運輸分野での協力につき議論を深めたい旨述べました。
2 これに対して,ジョコ大統領より,パティンバン新港については2日前に大統領令に署名した,日本のODAを活用し,運営についても日本と協力して行いたい,中部ジャワ石炭火力発電についても日本の協力を得たい,ジャワ島北幹線鉄道については現在インドネシアで検討中であり追って日本側に相談したい旨述べました。