ミャンマー連邦共和国

平成29年11月14日
アウン・サン・スー・チー・ミャンマー国家最高顧問と
握手を交わす安倍総理大臣(写真提供:内閣広報室)
アウン・サン・スー・チー・ミャンマー国家最高顧問との会談
(写真提供:内閣広報室)

 本14日午後5時18分(現地時間)から約15分間,ASEAN関連首脳会議のためフィリピンを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,ミャンマー連邦共和国のアウン・サン・スー・チー国家最高顧問(H.E. Ms. Aung San Suu Kyi, State Counsellor)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭発言

 冒頭,安倍総理から,昨年11月に東京でお会いして以来,再会できて嬉しい,ミャンマーが,民主的な国造りに当たり様々な課題に直面する中,日本は,引き続き,官民を挙げて最大限支援していくと述べました。

2 二国間関係等

 安倍総理から,ヤンゴン開発,運輸,電力を中心に具体的協力を加速する,ヤンゴン・マンダレー鉄道,農業所得向上,中小企業金融,住宅金融,少数民族地域支援等,1,250億円の協力を行うと述べました。また,ラカイン州の状況を深刻に懸念しており,法に従った治安回復,人道支援アクセスの回復,避難民帰還を期待する,アウン・サン・スー・チー国家最高顧問の状況改善のための取組を最大限後押しする用意がある旨述べました。
 これに対し,アウン・サン・スー・チー国家最高顧問から,再会できて嬉しい,日本の様々な協力に感謝する,ラカイン州における人道支援,道路,電力等の支援は,同州の平和と安定につながるとの発言がありました。

3 地域・国際場裡における協力

 このほか,地域・国際場裏の課題についても意見交換を行い,安倍総理から,北朝鮮の核・ミサイル開発に対する圧力の重要性を強調し,拉致問題の早期解決のための理解と協力を期待する旨述べました。
 これに対し,アウン・サン・スー・チー国家最高顧問から,北朝鮮の問題,拉致問題に関する日本の立場を支持する旨の発言がありました。


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