ラオス人民民主共和国

　冒頭，サルムサイ外務大臣より，岸田大臣の2度目のラオス訪問を歓迎するとともに，再会をうれしく思う，ラオス政府並びに個人としても，これまでの日本政府による支援，並びに，議長国への協力に厚く感謝する，9月のASEAN関連首脳会談でも協力しつつ成果をあげたい旨述べました。
　これに対し，岸田大臣より，5月のラオス訪問では温かく迎えていただいた，この2か月の内に2度訪問できたことを嬉しく思う，この度サマーン元国民議会議長が逝去されたことにお悔やみ申し上げる，ASEAN関連外相会議の議長をつとめられているサルムサイ大臣の努力に心から敬意を表したい，ラオスの優先8分野を中心に日本は全力でラオスを支えていく旨述べるとともに，日本が補修した会議場などが今回活用されていることを嬉しく思う，9月に予定されている安倍総理のラオス訪問を公式訪問としていただき感謝する旨述べました。

　続けて，岸田大臣から，ラオスの持続的発展に向け，今般，電力系統整備のマスタープラン作り，安全で高品質な農業促進，及び首都における都市交通マスタープラン作りの支援を決定した旨述べ，また，開発協力共同計画を発表できるよう共に作業したい旨述べました。
　これに対し，サルムサイ大臣より，日本政府からこのような開発協力を支援いただいていることに改めて感謝の意をお伝えしたい，5月のG7伊勢志摩サミット・アウトリーチ会合にトンルン首相が出席したが，その訪日の成果と評価，短期間ながら効果的かつ実り多き訪日であった，右訪日の実現に尽力された日本政府並びに関係者に感謝したい旨述べました。これに対し，岸田大臣からは，G7伊勢志摩サミットに合わせ訪日いただいたトンルン首相による協力に感謝している，おかげで会議は成功した，安倍総理も9月にラオスを訪問できることを楽しみにしている旨述べました。

　そのほか，南シナ海，北朝鮮問題などの地域・国際場裡の課題についても，率直な意見交換を行いました。