報道発表
堀井外務副大臣のスペイン訪問(結果)
堀井巌外務副大臣は、11月2日から11月6日まで、スペインを訪問し、第30回イベロアメリカ・サミット関連会合に出席した他、各国政府及び国際機関要人等との間で意見交換を行いました。また、10月28日にスペイン中部トレド県で発生した列車衝突事故を受け、現地で邦人保護対応に当たりました。
- 1 第30回イベロアメリカ・サミット関連会合への出席
- 2 スペイン中部トレド県の列車衝突事故を受けた邦人保護対応
- 3 各国政府要人等との会談
- 4 各国政府要人等との懇談
- 5 スペイン進出日本企業との懇談
1 第30回イベロアメリカ・サミット関連会合への出席
- 11月3日、堀井副大臣は、第30回イベロアメリカ・サミットの枠組みにおいて行われたオブザーバー国及び機関と加盟国間のハイレベル政治対話に出席し、スピーチを行いました。
- スピーチでは、現下の国際情勢において理念に基づく国際秩序を守るためには各国が十分な自律性と強靱性を身につける必要がある旨言及しつつ、進化した「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」及び茂木敏充外務大臣の中南米訪問に際して発信した日本の新たな対中南米外交政策方針の下、日本はイベロアメリカ諸国との連携を強化していく旨述べました。
2 スペイン中部トレド県の列車衝突事故を受けた邦人保護対応
11月5日、堀井副大臣は、10月28日にスペイン中部トレド県で発生した列車衝突事故の現場を訪問し、邦人2名を含む犠牲者の方々に哀悼の意を表するため、献花を行いました。また、堀井副大臣はアルバレス・スペイン外務・EU・協力大臣、マルティネス・スペイン外務・EU・協力省外交・グローバル問題担当長官及びゴンサレス・スペイン治安警察長官と個別に面会し、犠牲になった邦人2名と御遺族に対する引き続きの最大限の協力を依頼するとともに、負傷者へのお見舞いを伝達しました。
3 各国政府要人等との会談
(1)アラマン・イベロアメリカ事務局長(11月3日)
堀井副大臣はアラマン・イベロアメリカ事務局長と会談を行いました。
堀井副大臣は進化したFOIPや本年夏に茂木大臣が発表した新たな中南米外交政策方針の下、日本とイベロアメリカ諸国が共に、強く豊かになるための協力を推進したい旨述べました。アラマン事務局長からは、イベロアメリカ・サミットは、日本やインドをはじめとするオブザーバー国との関係を強化する方針であり、その取り組みはFOIPの考え方とも馴染むものであるとの発言がありました。両者は特に防災・災害対応における協力を推進していくことで一致しました。
(2)マルティネス・グアテマラ外務大臣(11月3日)
堀井副大臣は、マルティネス・グアテマラ外務大臣と会談を行いました。堀井副大臣は進化したFOIPや本年夏に茂木大臣が発表した新たな中南米外交政策方針の下、 価値や原則を共有する重要な「戦略的パートナー」であるグアテマラとの更なる関係強化に取り組んでいきたいと述べました。マルティネス外相からは、グアテマラは民主主義、法の支配及び人権といった価値や原則を重視しており、これらの価値や原則に基づくFOIPを評価している旨の発言がありました。両者は国際場裡を含め、協力関係を推進していくことで一致しました。
(3)ラムディン米州機構(OAS)事務総長(11月4日)
堀井副大臣は、ラムディンOAS事務総長と会談を行いました。堀井副大臣は進化したFOIPや本年夏に茂木大臣が発表した新たな中南米外交政策方針の下、日本と中南米諸国が共に、強く豊かになることを目指し、OASとも連携していきたい旨述べました。ラムディン事務総長からは、OASを通じた日本の対ハイチ支援への謝意が示されました。両者は日本と各国のバイの協力案件及びOASと連携して進める案件の双方において緊密に意思疎通しながら協力を進めることで一致しました。
(4)マルティネス・スペイン外務・EU・協力省外交・グローバル問題担当長官(11月4日)
堀井副大臣はマルティネス・スペイン外務・EU・協力省外交・グローバル問題担当長官と会談を行いました。堀井副大臣は、安全保障・防衛、経済、科学技術、文化等の幅広い分野における両国の協力・交流の進展を歓迎するとともに、第30回イベロアメリカ・サミットの議長国としてのスペインのリーダーシップに敬意を表しました。マルティネス長官からは、堀井副大臣のイベロアメリカ・サミットへの参加に謝意が示されるとともに、特に安全保障・防衛及び科学技術分野において日本との関係を強化していきたい旨発言がありました。両者は、価値と原則を共有する戦略的パートナーである両国が、国際場裡を含め、一層連携していくことを確認しました。
(5)ランジェル・ポルトガル外務大臣(11月4日)
堀井副大臣は、ランジェル・ポルトガル外務大臣と会談を行いました。堀井副大臣は、昨年のルイス・モンテネグロ首相訪日の際に「戦略的パートナーシップ」へと引き上げられた両国関係を更に深化すべく、安全保障・防衛や経済を始めとした幅広い分野における協力を拡大していきたいと述べるとともに、明年から安保理非常任理事国を務めるポルトガルとの間で緊密に連携していきたい旨述べました。ランジェル外相からは、特にブルーエコノミー、再生可能エネルギー及びデジタル移行等の分野における日本との協力を深化させたい旨の発言があり、防衛・安全保障分野における日本との関係強化も優先事項であるとの発言がありました。また、両者は国際情勢についても意見交換を行い、国際社会における諸課題に関し、両国で連携していくことで一致しました。
4 各国政府要人等との懇談
この他、堀井副大臣は、スペイン外相主催歓迎レセプション及びイベロアメリカ・サミット開会式及び外相級昼食会に出席し、参加した各国・機関の政府要人等と懇談しました。
5 スペイン進出日本企業との懇談
堀井副大臣はスペイン日本商工会議所の会員企業と会合しました。日本企業の対スペイン投資はアジア諸国の中で最も規模が大きいことから、スペインやポルトガル、また広く欧州のビジネスの現場から見える新たな機会や課題について意見交換を行いました。
(参考)堀井副大臣が会談及び懇談を行った各国・機関の政府要人等
- (欧州)アルバレス・スペイン外務・EU・協力大臣、プラナス・スペイン農業・漁業・食糧大臣、マルティネス・スペイン外務・EU・協力省外交・グローバル問題担当長官、ランジェル・ポルトガル外務大臣、トール・ファウス・アンドラ外務大臣、カロワ・フランス欧州・外務大臣付仏語圏・国際連携・在外仏人担当大臣
- (中南米)アレバロ・グアテマラ大統領、フェルナンデス・コスタリカ大統領、マルティネス・グアテマラ外務大臣、エスパ・ペルー外務大臣、ピント・リサノ・コスタリカ外務・宗務大臣、マルティネス=アチャ・パナマ外務大臣、ヴィエイラ・ブラジル外務大臣、ベラスコ・メキシコ外務大臣、ヒル・エルサルバドル外務大臣、ウアンカ・ボリビア外務大臣、クリ・エクアドル外務・移民大臣、ブランコ・ベネズエラ外務・貿易大臣、ブーラ・コロンビア外務大臣、キルノ・アルゼンチン外務・貿易・宗務大臣、アグエロ・ホンジュラス外務大臣、ビソノ・ドミニカ共和国外務大臣、ルベッキン・ウルグアイ外相
- (アジア)マルゲリータ・インド外務担当閣外大臣、ギュムルクチュ・トルコ外務副大臣
- (国際機関)アラマン・イベロアメリカ事務局長、ラムディン米州機構(OAS)事務総長
