報道発表

ジェンダー次世代フォーラムの開催(結果)

令和7年12月10日
開会挨拶をする堀井副大臣
バフース国連女性機関事務局長による基調講演の様子
フォーラム参加者の集合写真

 12月10日、外務省は、国連大学において、ジェンダー次世代フォーラムを開催し、堀井巌外務副大臣が開会の挨拶を行いました。本フォーラムは、外務省が今年度から実施しているジェンダー次世代ネットワーク・プログラムの一環として、国連大学との共催で、国連女性機関(UN Women)の協力の下で開催されたものです。

  1. 堀井副大臣は、開会挨拶の中で、シマ・バフース国連女性機関事務局長をお迎えし、第1回ジェンダー次世代フォーラムを開催できることを大変嬉しく思う旨述べた上で、ジェンダー平等の実現に向けた取組の更なる加速が必要であり、本フォーラムが、これからジェンダー平等推進の担い手となる若い方々にとって、ジェンダー分野に関する国際的な議論の潮流や課題について理解を深め、研究や議論を促進し、ネットワークを構築する機会となることを期待する旨述べました。
  2. 続いて、バフース国連女性機関事務局長による基調講演が行われ、ジェンダーをめぐる国際社会の現状が共有されるとともに、ジェンダー平等を推進する上で若い世代が果たす役割への強い期待が示されました。
  3. 続くセッションでは、それぞれ「女性参画」及び「ジェンダー・バイアス(性別役割意識)」をテーマとするパネルディスカッションが行われました。「女性参画」のセッションには英利アルフィヤ外務大臣政務官もパネリストとして出席しました。各登壇者からは、女性参画の妨げとなっている課題、女性特有の課題への対応、女性起業家や地方学生支援のための取組等が共有され、女性参画推進のための技術の活用や意識の改革、女性参画における地方と都市の格差解消等について、活発な議論が行われました。また、ジェンダー次世代ネットワーク・プログラムの下で海外の研究機関に派遣された若手研究者による報告も行われました。
  4. 最後に、鈴木綾国連大学上級副学長による閉会挨拶が行われ、本フォーラムは閉会しました。

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