報道発表
Gaviワクチンアライアンス第4次増資会合
令和7年6月26日


6月25日(現地時間同日)、Gaviワクチンアライアンスの第4次増資会合(グローバル・サミット:予防接種を通じた健康と繁栄)がベルギー王国の首都ブリュッセルにおいて開催され、日本からは松本尚外務大臣政務官が参加しました。
- 本会合は欧州委員会、欧州理事会、ゲイツ財団、及びGaviワクチンアライアンスの共催により開催されました。ウルスラ・フォン・デア ・ライエン欧州委員会委員長(H.E. Dr. Ursula von der Leyen, President of the European Commission)、アントニオ・コスタ欧州理事会議長(H.E. Dr. António Luís Santos da Costa,President of the European Council)、ビル・ゲイツ ゲイツ財団議長の他、アフリカを中心とする支援対象国の首脳・閣僚及び地域機関の長、WHO等の国際機関の長、製薬企業代表、市民社会代表等が参加しました。
- 日本からは松本尚外務大臣政務官が出席し、日本は国際保健を外交の柱の一つに位置づけ、「人間の安全保障」を実現すべく、UHCの達成を目指して取り組んできた旨を述べ、日本はGaviが掲げる「予防接種を通じて、誰一人取り残さない」というミッションを強く支持し、引き続き支援していく旨述べました。
- 今次増資会合においては、主要ドナー及びゲイツ財団等の民間団体から、総額約90億ドルの拠出が表明されました。日本政府としても引き続き、国際保健分野における重要なパートナーとして、世界の人々の健康のために、Gaviワクチンアライアンスと、より一層連携してまいります。
(参考1)Gaviワクチンアライアンス
Gaviは、低所得国の予防接種率を向上させることにより、子供たちの命と人々の健康を守ることを目的として2000年に設立された官民パートナーシップ。世界の73か国を対象に、ワクチン導入・普及、保健システム強化、ワクチンの市場形成等を実施している。
(参考2)ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)
すべての人が、効果的で良質な保健医療サービスを、負担可能な費用で受けられること。