報道発表
カーシー・マディ国連女性機関(UN Women)事務局次長による藤井外務副大臣表敬
令和7年5月22日


5月22日、午後5時30分から約20分間、藤井比早之外務副大臣は、カーシー・マディ国連女性機関(UN Women)事務局次長(Ms. Kirsi Madi, Deputy Executive Director of UN Women)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、藤井副大臣は、第6回日・UN Women政策協議への出席のため、マディ事務局次長が本年2月に続いて再訪したことを歓迎し、UN Womenは我が国にとり、女性・平和・安全保障(WPS)アジェンダの推進や政府開発援助の実施における重要なパートナーであると述べました。
- さらに藤井副大臣は、日本は今年のWPSフォーカルポイント・ネットワーク共同議長として、引き続きしっかりと責任を果たしていく旨、また、日本が今年度から新たに実施するジェンダー次世代ネットワーク・プログラムにおいてもUN Womenと協力していきたい旨述べました。
- 藤井副大臣とマディ事務局次長は、我が国のUN Womenに対する拠出金や邦人職員等について意見交換を行い、ジェンダー平等の実現に向けた取組を今後も連携して進めていくことを確認しました。
(参考1)女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)
2000年、国連安全保障理事会において、同理事会史上初めて、国際的な平和と紛争予防、紛争解決には女性の平等な参画や紛争下の性暴力からの保護、ジェンダー平等が必要であると明記した「女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)に関する安保理決議第1325号」が全会一致で採択された。同決議及び関連決議を実施するため、日本はこれまで3次にわたり行動計画を策定・実施している。
(参考2)WPSフォーカルポイント・ネットワーク
WPSフォーカルポイント・ネットワークは、国連加盟国のWPSに関するコミットメント促進を目的とするネットワークで、各国/地域機構の教訓や好事例を共有し、関心国に広く共有する役割を担う。本年5月現在、96か国・10地域機構の合計106のメンバーが参加。日本は、ノルウェーと共に本ネットワークの2025年共同議長を務める。UN Womenは、本ネットワークの事務局を務める。