報道発表
第2回日米豪印テロ対策作業部会会合の開催について
令和6年11月22日
11月20日から22日にかけて第2回日米豪印テロ対策作業部会会合が我が国の主催により、三田共用会議所にて開催されました。
- 本会合では、日米豪印各国からテロ対策を担当する大使や担当省庁の幹部が団長として参加し、国際テロをめぐる情勢や、テロ目的での情報通信技術及び無人航空システムの悪用への対策等について議論を行いました。また、4か国の代表は、本年9月21日に行われた日米豪印首脳会合及び7月29日に行われた外相会合における、今後も4か国で緊密に連携し、テロの脅威に対抗していくとのコミットメントを再確認しました。
- 我が国からは、南博之政府代表兼国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当大使が団長を務め、外務省、警察庁、防衛省等からテロ対策に関わる職員が参加しました。オーストラリアからは、ロバート・ラシュビー外務貿易省アジア・アフリカ・テロ対策課長(Mr. Robert Rushby, Director of Counter-Terrorism Africa and Asia Section)、インドからは、K.D. ディワル外務省テロ対策局長(H.E. Mr. K. D. Dewal, Joint Secretary for Counter Terrorism)、米国からは、エリザベス・リチャード国務省テロ対策調整官(大使)(Ms. Elizabeth Richard, Counter Terrorism Coordinator)がそれぞれ代表を務めました(豪州のみ代表団長代理)。
- また、同期間中には、4か国のテロ対策の実務者による机上演習も行われ、テロ目的による情報通信技術、化学・生物・放射性物質・核(CBRN)の使用に対する効果的な対策について議論しました。
- また4か国は、情報共有ネットワークの設立に向けた作業を継続していくことを確認しました。
- 日米豪印テロ対策作業部会は、2023年(令和5年)3月に行われた日米豪印外相会談にて設立が発表され、第1回会合は2023年(令和5年)12月に米国ハワイ州ホノルル市において開催されました。日米豪印の枠組みでテロ対策作業部会や机上演習が我が国で開催されたのは今回が初めてです。次回のテロ対策作業部会は、2025年(令和7年)にインドで開催される予定です。日程については今後、各国の合意に基づいて決定されます。