報道発表
APECビジネス諮問委員会(ABAC)日本委員による岩屋大臣表敬
令和6年10月30日



10月30日、午前11時40分から約20分間、岩屋毅外務大臣は、APECビジネス諮問委員会(ABAC)日本委員による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、ABAC日本委員を代表し、鈴木純委員(帝人株式会社シニア・アドバイザー)から岩屋大臣に対し、ABACによる2024年「APEC首脳への提言書」が手交されました。続いて、國分文也委員(丸紅株式会社取締役会長)、中曽宏委員(株式会社大和総研理事長)、鈴木純委員より、アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の構築、各国の事情を踏まえた現実的なエネルギー・トランジションの推進、デジタルヘルスデータ共有の国際化、相互運用可能なボランタリー・カーボン市場の構築等、ビジネス界による提案について説明がありました。
- これに対し、岩屋大臣から、提言をとりまとめたABAC日本委員の貢献に謝意を表しつつ、本年11月の閣僚会議では、皆様からの提言も踏まえながら、アジア太平洋地域の経済連携の質的な深化や、自由貿易の基盤であるWTOの維持・強化の重要性について、日本の立場を発信し、APECを通じ日本の経済外交推進のためにも本提言を最大限活用していきたい旨述べました。
(参考)APECビジネス諮問委員会(ABAC:APEC Business Advisory Council)
- ABACは、1995年に設立されたAPEC唯一の公式民間諮問団体。APEC参加国・地域の首脳から指名されたビジネス界の代表が委員として活動(国・地域ごとに最大3名)。
- ABACは、経済界として重視する課題をAPECへ助言することが期待されており、毎年のAPEC首脳会議に向けて提言を提出する他、首脳会議の際にAPEC首脳と直接対話を行う。
- 現在のABAC日本委員は以下のとおり(就任順)。
中曽 宏 株式会社大和総研理事長
國分 文也 丸紅株式会社取締役会長
鈴木 純 帝人株式会社シニア・アドバイザー
今村 卓 丸紅株式会社執行役員、丸紅経済研究所長(代理委員)
坂口 利彦 帝人株式会社ミッション・エグゼクティブ(代理委員)