報道発表
日豪外相会談
令和6年7月29日


7月29日、午後5時20分から約30分間、上川陽子外務大臣は、日米豪印外相会合出席のために訪日中のペニー・ウォン・オーストラリア連邦外務大臣(Senator the Hon Penny Wong, Minister for Foreign Affairs of the Commonwealth of Australia)と日豪外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、上川大臣から、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、日豪間の「特別な戦略的パートナーシップ」に基づく協力を一層強化していきたい旨述べました。ウォン外相は、本日の日米豪印外相会合及び先般の第10回太平洋・島サミット(PALM10)の成功に改めて祝意を述べるとともに、引き続き日豪のパートナーシップを強化していきたい旨述べました。
- 両大臣は、日豪の幅広い戦略認識の一致を改めて確認し、安全保障分野を含む二国間協力や、地域・国際情勢について率直な意見交換を行いました。
- 両大臣は、法の支配に基づく自由で公正な経済秩序の推進の重要性を再確認するとともに、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)や経済安全保障分野での協力について、戦略的な観点を踏まえて議論し、引き続き緊密に連携していくことを確認しました。
- また、上川大臣からは、アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)構想を通じて、経済成長、エネルギー安全保障に加えて、脱炭素化という共通課題への対応でも連携していきたい旨述べました。