報道発表
日・バーレーン外相電話会談
令和6年4月23日
4月23日、午後4時30分から約25分間、上川陽子外務大臣は、アブドゥルラティーフ・ビン・ラーシド・アル・ザヤーニ・バーレーン王国外務大臣(H.E. Dr. Abdullatif bin Rashid Al Zayani, Minister of Foreign Affairs of the Kingdom of Bahrain)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 両外相は、中東情勢について、率直な意見交換を行いました。上川大臣から、現在の中東情勢を深く懸念しており、事態のエスカレーションにつながるいかなる行動も強く非難する旨述べるとともに、我が国として、イラン及びイスラエル双方に対して強く自制を求めている旨述べました。両外相は、事態の更なる悪化を防ぐべく、緊密に連携していくことで一致しました。
- ガザ情勢に関して、上川大臣から、人道支援活動が可能な環境が持続的に確保され、また人質の解放が実現するよう、即時の停戦を求めるとともに、それが持続可能な停戦につながることを強く期待しており、日本としても外交努力を積極的に、粘り強く行っていく旨述べました。さらに、上川大臣から、「二国家解決」の重要性につき指摘しつつ、本年のアラブ連盟の議長国であるバーレーンを始めとするアラブ諸国と、よく連携していきたい旨述べ、両外相は連携を強化していくことで一致しました。
- さらに、両外相は、紅海情勢を中心とする海洋安全保障に係る諸課題について意見交換し、「法の支配」の維持・強化のため、協力を強化していくことを確認しました。
- さらに、両外相は、二国間関係の強化及び国際社会の諸課題への対応において、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。