報道発表

我が国のOECD加盟60周年にあたっての日本経済団体連合会提言書の上川外務大臣への手交

令和6年3月15日
OECD諮問委員長から上川外務大臣へ提言書を手交する様子
OECD諮問委員長等と懇談する上川外務大臣

 3月15日、午後2時から約20分間、上川陽子外務大臣は、稲垣精二日本経済団体連合会(経団連)OECD諮問委員長等による表敬を受け、同委員長より上川大臣に提言書が手交されたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、稲垣委員長から、日本のOECD加盟60周年にあたり、日本が議長国を務める5月のOECD閣僚理事会に向けて、経団連OECD諮問委員会がまとめた提言書「複雑さを増す世界におけるOECDへの期待」(和文(PDF)別ウィンドウで開く和文概要(PDF)別ウィンドウで開く)を上川大臣に手交した上で、経団連がOECDに期待する役割や日本政府への期待等について説明がありました。
  2. これに対し、上川大臣から、経済外交の新たなフロンティアの開拓において官民連携は重要であり、頂いた提言を最大限活用したいと述べました。また、OECDは豊富なデータや客観的な分析に基づき、各国の政策形成に貢献できる貴重な機関であり、こうした強みを活かし、日本としてルールに基づく自由で公正な経済秩序の維持・拡大に貢献できるよう、OECDでの議論を主導したいと述べました。さらに、OECDでの活動は自由で公正なビジネス基盤の形成に資するものであり、経済界のニーズを把握できるよう、経団連と引き続き連携していきたい旨述べました。
(参考1)出席者一覧
  • 稲垣精二 経団連OECD諮問委員長(第一生命ホールディング会長)(BIAC副会長)
  • 横澤誠 経団連デジタルエコノミー推進委員会国際戦略WG主査(国際経済連携推進センター理事)(BIACデジタル政策委員会共同委員長)
  • 手塚宏之 経団連環境委員会国際環境戦略WG座長(JFEスチール専門主幹)(BIAC環境・エネルギー委員会副委員長)
  • 田中朗子 経団連イノベーション委員会企画部会長(キヤノン執行役員R&D本部副本部長)(BIACイノベーション・技術委員会副委員長)
  • 岡田至康 PwC税理士法人顧問・税理士(BIAC税制・財政委員会副委員長)
  • 和田照子 経団連国際経済本部長
(参考2)OECD閣僚理事会
  • OECD閣僚理事会は、OECDの最高意思決定機関である理事会に、各国の閣僚が参加し、年1回開催される最も重要な会合。
  • 日本がOECD閣僚理事会の議長国を務めるのは、1978年及び2014年に次いで3度目。

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