報道発表
岸田外務大臣とイェレミッチ第67回国連総会議長との夕食会
平成25年8月6日
本6日午後8時から約1時間20分,岸田文雄外務大臣は,外務省の招待により来日中のブーク・イェレミッチ第67回国連総会議長と,飯倉公館において夕食を交えて会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
冒頭,岸田大臣から,イェレミッチ議長の来日を歓迎し,広島選出の国会議員の自分にとって特別な日である8月6日に広島平和記念式典に出席して素晴らしい挨拶をしてくれたことに感謝する旨とともに,この約1年間国連総会議長として手腕を発揮したことに敬意を表し,高く評価する旨述べました。これに対し,イェレミッチ議長は,訪日招待に謝意を表明するとともに,岸田大臣にとって特別な日である8月6日の広島平和記念式典に参列し,核兵器なき世界の実現に向けた自分の今後の努力のために良い経験となった,特に被爆者の体験談を聞けたことはとても印象に残った旨述べました。
岸田大臣から,国際社会における軍縮・不拡散に向けた取組を着実に実施する必要性を述べた上で,その観点からも,北朝鮮による核・ミサイル開発を憂慮している,北朝鮮の非核化に向け国連や各国と協力していきたい旨述べました。また,岸田大臣は,北朝鮮で拉致問題を含む人権問題が強く懸念される点も指摘しました。
岸田大臣は,国連安保理改革の重要性を強調し,改革の進展に向けた国連の協力を求めるとともに,ポスト2015年開発目標,人権,女性等のグローバルな課題への我が国の取組を説明し,今後も国連と緊密に連携し協力していきたい旨述べました。イェレミッチ議長は,国連に対して日本が多大な支援をしていることに感謝している旨,またそのような日本の支援は世界各国に知られており感謝されている旨述べました。