報道発表
中満国連事務次長(軍縮担当上級代表)による上川外務大臣表敬
令和6年5月15日
5月15日、午後4時15分から約25分間、上川陽子外務大臣は、訪日中の中満泉(なかみつ・いずみ)国連事務次長(軍縮担当上級代表)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、上川大臣から、3月の核軍縮・不拡散に関する安保理閣僚級会合における国連側の協力に感謝する旨述べました。また、上川大臣から、中満次長が国連でのキャリアをスタートさせたJPOについて触れ、国連における中満次長の活躍は若い方々にとってのロールモデルであり、本年50周年を迎えたJPOにより累計2000人以上が国際社会の平和と安定のために活躍してきており、これを次の若い世代につなげて邦人職員増強の実績を積むことが重要である旨述べました。
これに対し、中満次長は、安保理閣僚級会合における日本のリーダーシップを高く評価し、会合の成果を今後に繋げていきたい旨述べるとともに、自らも若い人たちとの接触を重視しており、今回の訪日でも長崎で若い人々と交流したが、その中で国際機関での活躍を目指す人が現れることを期待すると述べました。 - また、上川大臣から、3月にニューヨークで開催した「WPS+イノベーション」シンポジウムにおける中満次長自身の経験に基づく知見の共有に感謝の意を表しました。これを受け、中満次長から、上川大臣が外務大臣就任前からWPSに取り組んできたことに触れつつ、自らも軍縮・不拡散分野のあらゆる面でWPSの主流化に努めていると述べ、今後とも両者は、WPSの推進に向け協力していくことで一致しました。
(参考)ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)
将来的に国際機関で正規職員として勤務することを志望する若手日本人を対象に、日本政府の経費負担により一定期間国際機関に派遣し、勤務経験を積む機会を提供することにより正規職員への途を開くことを目的とした制度。