報道発表
アンナーブ駐日ヨルダン大使の上川外務大臣表敬
令和5年10月30日
10月30日、午後6時50分から約20分間、上川陽子外務大臣は、イスラエル・パレスチナ情勢について、リーナ・アンナーブ・駐日ヨルダン特命全権大使(H.E. Ms. Lina Annab, Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of the Hashemite Kingdom of Jordan to Japan) の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、上川大臣から、我が国は、今般のハマス等によるテロ攻撃について断固として非難するとともに、(1)人質の即時解放、一般市民の安全確保、(2)すべての当事者が国際法を踏まえて対応すること、(3)事態の早期沈静化、を一貫して求めてきている旨述べました。アンナーブ大使からは、ヨルダンの立場についての説明がなされるとともに、現地の情勢についての深刻な懸念を共有する旨の発言がありました。
- また、上川大臣は、ヨルダンによる事態の沈静化に向けた外交努力を評価するとともに、日本はガザ地区における人道状況が悪化していることを踏まえ、国際機関を通じ、1,000万ドルの緊急無償資金協力の実施を決定した旨を伝え、事態の早期沈静化及びガザ地区の人道状況の改善に向けて、ヨルダンと協力していきたいと述べました。さらに、上川大臣から、イスラエルからの邦人等の輸送における協力に深く感謝する旨述べ、アンナーブ大使から邦人の安全確保に協力を惜しまない旨の発言がありました。
- 双方は、一般市民の安全確保や人道状況の改善及びそれに資する人道目的の一時的な戦闘休止、事態の早期沈静化に向けて、引き続き協力していくことで一致しました。