報道発表

鷲尾外務副大臣とラ・カメラ国際再生可能エネルギー機関(IRENA)事務局長とのテレビ会談

令和3年3月29日
フランチェスコ・ラ・カメラ国際再生可能エネルギー機関事務局長とのテレビ会談に臨む、鷲尾英一郎外務副大臣の様子
鷲尾英一郎外務副大臣とフランチェスコ・ラ・カメラ国際再生可能エネルギー機関事務局長による、テレビ会談の様子

 3月29日、午後5時から約30分間、鷲尾英一郎外務副大臣は、フランチェスコ・ラ・カメラ国際再生可能エネルギー機関(IRENA)事務局長(Mr. Francesco La Camera, Director-General of the International Renewable Energy Agency)とテレビ会談を行いました。概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、鷲尾外務副大臣から、本年1月のIRENA総会の成功に祝意を表すとともに、新型コロナウイルスからの回復に際してのエネルギー転換を進めるため、再生可能エネルギーの普及を力強く推進するラ・カメラ事務局長のリーダーシップを高く評価しました。加えて、同総会で鷲尾外務副大臣から表明した、カーボンニュートラル実現に向けた我が国の強い意志と、国際社会が解決すべき課題を改めて伝え、今後IRENAと一致協力してこれらの課題に取り組んでいきたい旨述べました。
  2. これに対し、ラ・カメラ事務局長から、昨年末のグリーン成長戦略の発出等により、日本が世界のカーボンニュートラルに向けて主導的な立場となっていることを歓迎するとともに、鷲尾副大臣が指摘した3つの重要課題(調整力の確保と電力システム全体のコスト評価、蓄電池やモーター等に使われる鉱物資源の確保、太陽光パネル等の大量廃棄への対処)はエネルギー転換を進める上で鍵となる課題であり、今後、双方の専門家・実務レベルで協働して取り組んでいくことで一致しました。
  3. また、鷲尾外務副大臣とラ・カメラ事務局長は、アジア地域の実情に応じた再生可能エネルギー推進のあり方等についても意見交換し、今後とも世界のカーボン・ニュートラルの実現及び再生可能エネルギーの推進に向け、緊密に連携していくことで一致しました。
(参考1)国際再生可能エネルギー機関の概要

 再生可能エネルギー(太陽、風力、バイオマス、地熱、水力、海洋利用等)の普及及び持続可能な利用の促進を目的として、2011年4月に設立された国際機関。162か国とEUが加盟。事務局はアブダビ。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/energy/irena/gaiyo.html

(参考2)鷲尾外務副大臣の国際再生可能エネルギー機関(IRENA)第11回総会出席(結果概要)
(参考3)グリーン成長戦略

 2020年12月25日、2050年カーボンニュートラルに向けて、14の重要分野の現状の課題と今後の取組、必要な政策を盛り込んだ実行計画を策定したもの。
https://www.meti.go.jp/press/2020/12/20201225012/20201225012.html別ウィンドウで開く


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