報道発表
日豪外相会談
令和2年10月7日
10月7日、午前11時過ぎから約60分間、茂木敏充外務大臣は、第2回日米豪印外相会合のため訪日中のマリズ・ペイン・オーストラリア連邦外務大臣(Senator the Hon Marise Payne, Minister for Foreign Affairs of the Commonwealth of Australia)と昼食を挟みつつ会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
1 冒頭、茂木外相から、歓迎の言葉に続き、「特別な戦略的パートナー」である日豪両国には協力を更に深化させるための大きな潜在力があることを指摘しました。これに対し、ペイン大臣から、前日の日米豪印外相会合の成功への祝意等を述べた上で、インド太平洋地域の安全と安定のために両国の緊密な協力が重要になると述べました。また、茂木大臣の誕生日への祝意も伝えられました。
2 両外相は、先月の首脳電話会談でのやりとりも踏まえ、今後の両国関係の柱である安全保障・防衛及び経済の分野での協力について議論を行いました。安全保障協力については、これまでの協力の深化に加え、現代の新たな課題に対応できるよう、その裾野を広げる必要性について一致しました。経済については、往来の再開も含め、新型コロナウイルスの感染拡大防止策と両立する形で両国の経済関係を発展させる方途について議論を行いました。
3 また、両外相は、太平洋島嶼国をめぐる協力や国際機関における協力等、ポスト・コロナも見据えた日豪両国の連携についても議論を行いました。
4 その上で、両外相は、両国の協力関係を総括する機会として、モリソン・オーストラリア首相の訪日を双方にとって適切なタイミングで実現できるよう準備していくことで一致しました。