報道発表
日豪外相会談
令和元年11月22日
本22日,午後4時55分頃から約20分間,茂木敏充外務大臣は,G20愛知・名古屋外務大臣会合出席のため訪日中のマリズ・ペイン・オーストラリア連邦外務大臣(Senator The Hon Marise Payne, Minister for Foreign Affairs of the Commonwealth of Australia)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 茂木大臣から,冒頭,オーストラリア南東部での大規模な火災にお見舞いを述べました。二国間関係について茂木大臣から,「インド太平洋地域の安全保障環境が厳しさを増す中,地域の安定と繁栄のため,ペイン大臣と連携していきたい」旨述べました。これに対し,ペイン大臣より,「自分にとって外務大臣として初めてのG20への参加であり,名古屋も初訪問で大変嬉しい」,「森林火災へのお見舞いに感謝,先月日本でも台風による甚大な損害が出たことに改めてお見舞い申し上げる」,「種類は異なれども自然災害への対応は,両国の共通の課題」,「先のラグビーW杯日本開催は,南アフリカに優勝を持って行かれたが,日本チームも大活躍で大いに盛り上がり,大成功であったことに祝意を表したい」と述べました。
- 茂木大臣から,「軍縮・不拡散イニシアティブ(NPDI)外相会合で,ペイン大臣と共同議長を務めることができ光栄」,「NPDI調整国である豪州の協力に感謝する」旨述べました。それに対し,ペイン大臣から,来年のNPT運用検討会議に向けて,今次NPDIでしっかりと成果を出したいと意欲を示しました。また,両大臣は,RCEPにつき,16か国での交渉妥結の重要性について確認しました。
- 両大臣は,太平洋島嶼国地域,北朝鮮情勢,南シナ海問題についても意見交換を行い,同志国として連携することで一致しました。また,茂木大臣から,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求めました。