報道発表

日・イラン外相電話会談

令和2年3月20日

 本20日,午後3時10分頃から約20分間,茂木敏充外務大臣は,モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ・イラン・イスラム共和国外務大臣(H.E. Dr. Mohammad Javad ZARIF, Minister of Foreign Affairs of the Islamic Republic of Iran)との間で日・イラン外相電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 両外相は,新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大している現状を踏まえ,意見交換を行いました。両外相は,感染拡大を防止するためには,国際的な連携が不可欠である旨一致しました。

2 茂木大臣から,イラン国内における深刻な感染状況を踏まえ,先般,我が国として国際機関を通じ,イランに対する約25億円規模の支援を決定した旨説明しました。これに対し,ザリーフ外相から,日本の支援に対して深甚なる謝意が表明されました。

3 両外相は中東情勢についても意見交換を行い,茂木大臣から,イランが関係する勢力への影響力行使を含め地域の平和と安定に向けて建設的な役割を果たすよう求めました。

4 茂木大臣から,日本関係船舶の安全確保のための自衛隊による情報収集活動について改めて説明し,ザリーフ外相から説明を評価するとの反応がありました。


報道発表へ戻る