報道発表
レソトに対する国連世界食糧計画(WFP)を通じた無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換
令和元年10月1日
1 9月30日(現地時間同日),レソト王国の首都マセルにおいて,我が方川口周一郎在レソト大使館公使参事官(南アフリカにて兼轄)と先方メアリー・ンジョロゲ国連世界食糧計画(WFP)レソト事務所長(Ms. Mary Njoroge, Representative and Country Director of WFP, Lesotho)との間で,レソトに対するWFPを通じた食糧援助として,供与額2億円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。
2 同国では干ばつ,熱波及び洪水により約40万人が食糧難にあるため,食糧援助の必要性は高く,喫緊の対応が不可欠となっています。
3 こうした状況を受けて今回国連世界食糧計画(WFP)を通じ供与される食料(東日本大震災の被災地で生産された魚缶詰(約310トン))はレソトの学校給食プログラムで活用され,栄養価の高い魚缶詰を配給することにより,公立小学校に在籍する約18万人の児童の栄養状態の改善に寄与することが期待されます。
4 我が国は,2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において,「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明(PDF)しており,この協力は同表明を具体化するものです。
[参考]レソト王国基礎データ
レソトは,面積約3万平方キロメートル,人口223万人(2017年),人口1人当たりのGNI1,280米ドル(2017年,世界銀行)。