報道発表

スリランカにおけるテロ・治安対策のための無償資金協力に関する書簡の交換

令和元年9月12日

1 本12日(現地時間同日),スリランカ民主社会主義共和国のコロンボ市において,我が方杉山明駐スリランカ大使と先方ラネプラ・ヘーワゲ・サマンタ・サマラトゥンガ財務省次官(Dr. Ranepura Hewage Samantha Samaratunga, Secretary, Ministry of Finance)との間で,供与額10億円の無償資金協力「経済社会開発計画」に関する書簡の交換が行われました。

2 スリランカはアジアと中東・アフリカを結ぶシーレーンの要衝に位置し,2009年の国内紛争終了後,着実な経済成長を遂げています。一方,本年4月21日には,コロンボ市を含む複数の都市で250名以上が死亡する同時爆破テロ事件が発生するなど,テロ・治安対策の強化が喫緊の課題となっています。

3 この協力は,スリランカに対して,日本企業製品を含む機材を供与することにより,同国のテロ・治安対策分野における能力向上を図るものです。この協力によるテロの脅威軽減と治安向上を通じて,同国の社会安定化及び持続的な経済・社会発展に寄与することが期待されます。

[参考]スリランカ民主社会主義共和国基礎データ
 スリランカ民主社会主義共和国は,面積6.6万平方キロメートル(日本の約6分の1の大きさ),人口約2,167万人(2018年,世界銀行),1人当たり国民総所得(GNI)は4,060ドル(2018年,世界銀行)。


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