報道発表
ギニアビサウに対する国連世界食糧計画(WFP)を通じた無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換
令和2年2月17日
1.2月14日(現地時間同日),ギニアビサウ共和国の首都ビサウにおいて,我が方新井辰夫駐ギニアビサウ特命全権大使(セネガルにて兼轄)と先方川口紀代美国連世界食糧計画(WFP)ギニアビサウ事務所代表(Ms. KAWAGUCHI Kiyomi, Representative and Country Director of WFP Guinea Bissau)との間で,ギニアビサウに対するWFPを通じた食糧援助として供与額2.5億円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。
2.ギニアビサウでは,国民の約70%が貧困ライン以下の状態にあるとされ,5歳以下の児童の約27%が慢性的な栄養不足を抱えています。この協力は,WFPを通じて,ギニアビサウで食料不足に直面している人々に対し,食料(豆類約590トン,被災地産魚缶詰約210トン,芋類約200トン等)を供与することにより,同国の食料事情の改善を図るものです。
3.我が国は,2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において,強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献を表明(PDF)しており,この協力は同表明を具体化するものです。
[参考]ギニアビサウ共和国基礎データ
ギニアビサウ共和国の面積は約3.61万平方キロメートル(日本の約10分の1), 人口は約186万人(2017年,世界銀行),人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約750米ドル(2019年,世界銀行)。