アフリカ

基礎データ

令和3年3月9日
ギニアビサウ共和国国旗

一般事情

1 面積

36,125平方キロメートル(九州とほぼ同じ)

2 人口

192万人(2019年、世銀)

3 首都

ビサウ(Bissau)(人口43万1千人:2013年、World Gazetteer estimates

4 民族

バランタ、フラ、マンジャカ、マンディンカ、パペウ等

5 言語

ポルトガル語(公用語)

6 宗教

原始宗教、イスラム教、キリスト教

7 略史

年月 略史
15世紀 ポルトガル植民地
1973年9月 ポルトガルより独立宣言
1980年11月 ヴィエイラ首相、クーデターで政権奪取。革命評議会設置
1994年8月 大統領選挙(ヴィエイラ大統領当選)
1998年6月 一部軍人による反乱
1999年5月 ヴィエイラ大統領亡命、サーニャ国民議会議長が暫定国家元首に就任
2000年1月 大統領選挙、クンバ・ヤラ大統領選出(03年クーデター発生)
2003年10月 暫定政権発足(ローザ臨時大統領就任)
2005年6月・7月 大統領選挙(ヴィエイラ大統領選出、10月就任)
2009年3月 ヴィエイラ大統領殺害を受け、ぺレイラ国民議会議長が暫定大統領に就任
2009年9月 大統領選挙、サーニャ大統領選出(12年逝去)
2012年4月 大統領選挙中に一部軍人によるクーデターの動き、国連がクーデター首謀者らに制裁を課す
2012年5月 ヌハマジョ暫定大統領就任
2014年5月 大統領選挙、ヴァス大統領選出、ペレイラ首相任命
2015年8・9月 ペレイラ内閣解散、ジャ内閣組閣も最高裁違憲判決を受け解散、コレイア首相任命
(同年10月新内閣)
2016年5月 コレイア内閣解散、ジャ首相任命(同年6月新内閣)
2016年10月 コナクリ合意(ECOWASの調停のもと全関係政党が署名)
2016年11・12月 ジャ内閣解散、エンバロ首相任命
2018年4月 ゴメス首相任命
2019年11月・12月 大統領選挙、エンバロ大統領選出(2020年2月就任)
2020年2月 ナビアム首相任命

政治体制・内政

1 政体

共和制

2 元首

ウマロ・シソコ・エンバロ大統領(Umaro Sissoco Embaló

3 議会

国民議会(100議席、任期4年)

4 政府

(1)首相
ヌノ・ゴメス・ナビアムNuno Gomes Nabiam
(2)外務・国際協力・共同体大臣
スジ・バルボザSuzy Barbosa

5 内政

 ポルトガルより独立後、度重なるクーデターを経験。2014年4月から5月にかけ、大統領選挙が平和裡に実施され、ヴァス新大統領・ペレイラ新首相が就任するも、その後も政治指導者間の意見の相違を背景に首相が相次いで交代。

 2015年10月に西アフリカ経済共同体(ECOWAS)の調停のもと、コンセンサスに基づく首相任命などを定めた「コナクリ合意」が署名されたが、同年11月にヴァス大統領が任命したエンバロ首相の承認を最大与党カーボべルデ・ギニアビサウ独立党(PAIGC)が拒否。ECOWASはコナクリ合意の不遵守を非難、2018年2月にはギニアビサウ高官等に対する制裁を発表。この状況を打開するため、2018年4月にアリスティデス・ゴメス氏が与野党のコンセンサスのもとで新首相として任命された。

 2019年11月に大統領選挙第1回投票を実施。12月に第2回投票が行われ、エンバロ候補とペレイラ候補が最終候補者として残ったが、投票結果を巡る混乱が発生。2020年1月7日、国家選挙管理委員会(CNE)は、エンバロ候補が新大統領に選出されたとの最終結果を発表した。本結果に関し、ペレイラ候補は同投票において不正があったとして、最高裁判所に異議申立てを行ったが、同年9月7日、最高裁はこれを却下した。

外交・国防

1 外交基本方針

 独立後しばらくは親東側路線であったが、ヴィエイラ政権以降、経済再建を重視した欧米先進国寄り路線。ポルトガル語諸国、欧米諸国、アラブ諸国と良好な関係を築きつつ、近隣諸国との協調を目指す。1990年から国交を結んでいた台湾とは1998年4月に断交、中国と国交を回復した。2006年7月、ポルトガル語圏諸国共同体(CPLP)サミットを開催。

 2012年4月、軍人による大統領選挙中の反乱と暫定政権の成立を受けて国際的な風当たりが強まり、アフリカ連合(AU)活動資格停止等の制裁を受けた。2014年6月、民主的な大統領選挙の遂行を受け、AU活動資格停止は解除された。2015年3月、EUおよびUNDPと共催でドナー円卓会議を成功裏に開催し、「戦略・実施計画」に基づいた取組を進めた。

2 軍事力

(1)予算
1,900万ドル(2019年、Stockholm International Peace Research Institute ( SIPRI )
(2)兵役
選抜徴兵制(2020年、ミリタリーバランス)
(3)兵力
4,450人(陸軍:4,000人、海軍:350人、空軍:100人)(2020年、ミリタリーバランス)

経済

1 主要産業

農林水産業(落花生、カシューナッツ、エビ、いか)

2 GDP

13.40億ドル(2019年、世銀)

3 一人当たりGNI

637ドル(2019年、世銀)

4 経済成長率

4.6%(2019年、世銀)

5 物価上昇率

2.0%(2020年、IMF)

6 失業率

2.5%(2020年、ILO推計)

7 総貿易額(2019年、ITC)

(1)輸出
2億5,013万ドル
(2)輸入
3億3,536万ドル

8 主要貿易品目(2019年、ITC)

(1)輸出
ナッツ類、鉱石、魚介類
(2)輸入
食料品、石油製品、機械類

9 主要貿易相手国(2018年、ITC)

(1)輸出
インド、中国、シンガポール、ベトナム
(2)輸入
ポルトガル、セネガル、パキスタン、中国

10 通貨

CFAフラン

11 為替レート

655.957CFAフラン=1ユーロ(固定レート)

12 対外債務残高

6億3,484万ドル(2019年、世銀)

13 経済概況

 主要産業は農林水産業であり、経済構造は脆弱。内戦に伴うインフラの破壊に加え、気候不順や公共部門のスト頻発により、経済は停滞。国民の6割以上が絶対的貧困にある世界最貧国の1つ。

経済協力

1 日本の援助実績(2018年度までの累積)(単位:億円)

  • (1)有償資金協力(E/N(交換公文)ベース) 0
  • (2)無償資金協力(E/Nベース) 172.99
  • (3)技術協力実績(JICAベース) 9.58

2 主要援助国(2017年、OECD)(単位:百万ドル)

  • (1)イタリア(51.63)
  • (2)ポルトガル(11.80)
  • (3)米国(9.69)
  • (4)日本(2.05)
  • (5)ドイツ(1.50)

二国間関係

1 政治関係

 日本は、1978年から在セネガル大使館が兼轄しており、ギニアビサウは、2003年より在中国大使館が日本を兼轄している。

2 経済関係

(1)対日貿易
(ア)貿易額(2019年、財務省)
対日輸出 0万円
対日輸入 1億4,905万円
(イ)主要品目(2019年、財務省)
輸入 ゴム製品、食料品、化学製品
(2)進出日本企業 なし

3 在留邦人数

1人(2021年2月現在)

4 在日当該国人数

8人(2017年6月末)

5 要人往来

(1)往
年月 要人名
2016年9月 日AU友好議連(山際大志郎衆議院議員、牧原秀樹衆議院議員)
(2)来
年月 要人名
1978年3月~4月 マルティンス教育相
1989年2月 ヴィエイラ大統領(大喪の礼)
1990年10月 ヴィエイラ大統領(立ち寄り)
1990年11月 カブラル第二副大統領(即位の礼)
1991年7月 コレイア農業相
1993年10月 ディアス計画相(アフリカ開発会議)
1997年11月 ダ・コスタ・ソレアス・セメド教育相
1998年2月 メンデス国庫国務長官(オリンピック関連民間招待)
1998年10月 サーニャ経済・大蔵相、ダ・シルバ外務・協力相(第2回アフリカ開発会議)
2000年6月 ンチャマ首相、ダ・コスタ内閣官房長官兼報道・議会担当相、ペレイラ企画・地方開発担当相、バライ国際協力・地方統合担当相(小渕前総理大臣葬儀)
2007年2月 マネ漁業・海洋経済相
2008年5月 ヴィエイラ大統領、カブラル外務・国際協力・共同体相(第4回アフリカ開発会議)
2010年10月 シルバ教育・文化・科学・青年・スポーツ相、バンジャイ環境・持続可能な開発担当相、サミ漁業担当相(COP10)
2010年11月 サミ漁業担当相
2011年6月 トゥーレ国際協力担当相(MDGsフォローアップ会合)
2012年11月 プングラ教育・青年・文化・スポーツ相(無償入札立会い)
2019年8月 ゴメス首相、コー外務・国際協力・共同体大臣(第7回アフリカ開発会議)

6 二国間条約・取極

なし

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