報道発表

カンボジアに対する無償資金協力に関する書簡の交換

令和元年5月31日

  • 署名式に向かう両首脳
    (写真提供:内閣広報室)
  • 署名式に立ち会う両首脳
    (写真提供:内閣広報室)
  • 署名式に立ち会う両首脳
    (写真提供:内閣広報室)
  1. 1 本31日,東京において,安倍晋三内閣総理大臣及びフン・セン・カンボジア王国首相(Samdech Akka Moha Sena Padei Techo HUN SEN, Prime Minister of the Kingdom of Cambodia)の立ち会いの下,我が方堀之内秀久駐カンボジア大使と先方ウン・ラチャナ本邦駐カンボジア大使(His Excellency Mr. UNG Rachana, Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of the Kingdom of Cambodia to Japan)との間で,無償資金協力「人材育成奨学計画(若手行政官の日本留学支援)」及び「シハヌークビル港経済特別区における貨物混載倉庫等の建設支援(経済社会開発計画)」に関する交換公文の署名及び書簡の交換が行われました。

    2 対象案件の概要

    (1)人材育成奨学計画(供与限度額:3億3千9百万円)
     カンボジアでは,1970年代から約20年にわたる内戦により多くの有能な人材が喪失し,高等教育機関の整備も不十分であるため,良質な人材の育成が喫緊の課題となっています。我が国は,カンボジアに対し,経済社会基盤の更なる強化を促す取組を行っており,今回の協力は,その一環として,カンボジアの若手行政官等が日本の大学院において学位(修士・博士)を取得することを支援するものです。
     同協力により,最大26名のカンボジアの若手行政官が我が国の大学に留学できることになります。この協力により育成された人材が,将来カンボジアの各分野で同国の開発課題の解決に貢献することが期待されるとともに,我が国とカンボジアの相互理解や友好関係の構築に寄与することが期待されます。

    (2)シハヌークビル港経済特別区における貨物混載倉庫等の建設支援(経済社会開発計画)(供与限度額:2億円)
     カンボジアの主要国際港は,タイ湾に面したシハヌークビル港と首都プノンペンのメコン河岸にあるプノンペン港の2港です。コンテナ貨物は,両港のみで取り扱われており,両港で主要国境地点を通過する実入りコンテナの約80%が取り扱われています。過去10年間のカンボジアの実質GDP成長率は年平均で約7%と高く,堅調な経済成長に支えられ,コンテナ取扱量も2017年はシハヌークビル港においては前年比17%増,プノンペン港においては前年比15%増と急速に伸長しています。
     本協力では,我が国が長年にわたり支援してきたシハヌークビル港に隣接するシハヌークビル港経済特別区(SEZ)の更なる振興のため,物流企業等の進出に必要な貨物混載倉庫・荷役機械等の供与を通じ,同SEZの活性化・外国直接投資の拡大を図り,もって産業振興支援を通じたカンボジアの経済社会開発に寄与することが期待されます。

    [参考]カンボジア王国基礎データ
     カンボジア王国は,面積約18万1,000平方キロメートル(日本の約0.48倍)を有し,人口1,600万人(2017年,世界銀行),人口一人あたりの国民総所得(GNI)は1,230ドル(2017年,世界銀行)。


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