報道発表

「瀬取り」を含む違法な海上活動に対するフランスによる警戒監視活動

平成31年3月8日

1 フランスは,北朝鮮関連の国連安保理決議を履行するための措置を支援することを決定しており,3月中旬から哨戒機Falcon 200を派遣するとともに,今春,海軍フリゲート「ヴァンデミエール」を派遣し,警戒監視活動を行う予定です。哨戒機Falcon 200は,国連軍地位協定に基づき,在日米軍嘉手納飛行場を拠点として,特に国連安保理決議により禁止されている北朝鮮籍船舶が関与する「瀬取り」に対する警戒監視活動を行う予定です。

[参考]関係国によるこれまでの活動
 米国が平素から我が国周辺の海空域において航空機及び艦艇による警戒監視を行っているほか,これまでに,オーストラリア,カナダ及びニュージーランドが,在日米軍嘉手納飛行場を拠点として,航空機による警戒監視活動を実施。さらに,オーストラリア,カナダ及びイギリスが,海軍艦艇による警戒監視活動を実施。

2 我が国としては,北朝鮮の完全な,検証可能な,かつ,不可逆的な方法での全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの廃棄の実現に向け,国際社会が一致団結して,国連安保理決議の実効性確保に取り組んでいく観点から,こうした取組を歓迎します。

3 我が国の海上保安庁・海上自衛隊としても,国連安保理決議違反が疑われる船舶の情報収集をしており,関係国と緊密に協力を行ってまいります。

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    フランス哨戒機 Falcon 200
    (出典・フランス軍事省)
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    フランス海軍フリゲート「ヴァンデミエール」
    (出典・フランス軍事省)

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