報道発表
日・フィリピン外相会談(朝食会)
平成30年6月20日


本20日午前7時45分から約60分間,河野太郎外務大臣は,日フィリピン経済協力インフラ合同委員会第5回会合に参加するため訪日中のアラン・ピーター・カエタノ・フィリピン共和国外務大臣(H.E. Mr. Alan Peter S. Cayetano, Secretary of Foreign Affairs of the Republic of the Philippines)と外相会談(朝食会)を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 河野大臣から,カエタノ大臣の訪日に歓迎の意を表した上で,カエタノ大臣とは昨年10月以来の再会で喜ばしい,様々なレベルでフィリピンとの関係を一層強化していきたい旨述べました。これに対し,カエタノ大臣から,関西地方における地震の犠牲者に哀悼の意が表されるとともに,様々な機会に外相同士で意見交換を行い,良好な二国間関係をさらに発展させたい旨述べました。
2 両大臣は,経済・インフラ,安全保障,治安・テロなどの分野において,引き続き二国間で協力していくことを確認しました。また,河野大臣から,海洋安全保障分野における協力を強化していくとの方針を説明し,カエタノ大臣から,歓迎の意が表されました。
3 両大臣は,北朝鮮問題や南シナ海を含む地域情勢に関して意見交換を行いました。北朝鮮問題に関して,河野大臣から,米朝首脳会談の結果を踏まえ,北朝鮮の具体的行動を引き出す必要がある旨説明し,両大臣は,安保理決議を引き続き厳格に履行していくことで一致しました。