報道発表

ニカラグアの保健医療サービス向上のための支援
(無償資金協力「セラヤセントラル保健管区二次機能病院建設計画」)

平成30年6月5日

1 6月4日(現地時間同日),ニカラグア共和国の首都マナグアにおいて,我が方鈴木康久駐ニカラグア大使と先方アルレテ・クリスティナ・マレンコ・メサ総括外務次官兼経済協力庁長官(Honourable Arlette Cristina MARENCO MEZA, Vice-Minister General,Secretary of Cooperation of the Ministry of Foreign Affairs of the Republic of Nicaragua)との間で,2016年3月10日に署名・交換済みの無償資金協力「セラヤセントラル保健管区二次機能病院建設計画」(20億9,000万円)について,ニカラグアにおける建設資材価格,建設関連労務費等の上昇という事情から,贈与の限度額を26億5,500万円に変更することに関する書簡の交換が行われました。

2 ニカラグアは内戦(1979年から1989年)終了後,経済復興に取り組んできているものの,依然として中南米諸国で最も所得の低い国の一つです。我が国は,同国の民主主義の安定及び持続可能な経済社会発展の推進のため,同国に対し,「経済の活性化に向けた基盤づくり」,「貧困層・地域における社会開発」及び「環境保全と防災」を重点分野とする様々な協力を行ってきています。

3 今回の無償資金協力は,ニカラグア南東部に位置するセラヤセントラル保健管区(人口約16万9千人)において,入院及び手術等を含む高次の治療に対応可能な二次機能病院の建設及び医療機材の整備を行うものです。今回の協力により,ニカラグアにおける医療サービスの質の改善を図るとともに,貧困層・地域における社会開発に寄与することが期待されます。

[参考]ニカラグア共和国基礎データ
 ニカラグア共和国は,面積約12万9,500平方キロメートル,人口約610万人(2016年,世界銀行),1人当たりの国民総所得(GNI)2,050米ドル(2016年,世界銀行)。


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