報道発表
ニカラグアに対する無償資金協力
「セラヤセントラル保健管区二次機能病院建設計画」に関する書簡の交換
1 本11日(現地時間10日),ニカラグアの首都マナグアにおいて,我が方安藤(今井)泰志駐ニカラグア大使と先方アルレテ・クリスティナ・マレンコ・メサ外務次官兼経済協力庁長官(Honourable Arlette C. MARENCO MEZA, Vice-Minister,Secretary of Cooperation of the Ministry of Foreign Affairs of the Republic of Nicaragua)との間で,20億9,000万円を供与限度額とする無償資金協力「セラヤセントラル保健管区二次機能病院建設計画」に関する書簡の交換が行われました。
2 ニカラグアは内戦(1979年から1989年)終了後,経済復興に取り組んできているものの,依然として中南米諸国で最も所得の低い国の一つです。我が国は,同国の民主主義の安定及び持続可能な経済社会発展の推進のため,同国に対し,「経済の活性化に向けた基盤づくり」,「貧困層・地域における社会開発」及び「環境保全と防災」を重点分野とする様々な協力を行ってきています。
3 今回の無償資金協力は,ニカラグア南東部に位置するセラヤセントラル保健管区において、入院及び手術等を含む高次の治療に対応可能な二次機能病院の建設及び医療機材の整備を行うものです。今回の協力により,ニカラグアにおける医療サービスの質の改善を図るとともに,貧困層・地域における社会開発に寄与することが期待されます。
対ニカラグア無償資金協力「セラヤセントラル保健管区二次機能病院建設計画」案件位置図(PDF)
(参考)ニカラグア共和国基礎データ
ニカラグアは,面積約12万9,500㎢(北海道と九州を合わせた広さ),人口約617万人(2014年,世界銀行),人口1人あたりの国民総所得(GNI)1,830米ドル(2014年,世界銀行)。