報道発表
世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局長候補の推薦
平成30年4月20日
1 我が国政府は,平成30年10月に予定される世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局長選挙において,現在,同地域事務局次長である葛西健(かさい・たけし)氏を候補者として推薦することを決定しました。
2 WHOは「全ての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的とした国際機関であり,現在,194か国が加盟しています。同機関の加盟国は世界の6つの地域のいずれかに属し,我が国は西太平洋地域に所属しています。西太平洋地域事務局長は,同地域内の政策・予算,途上国支援対策等を立案・執行する地域事務局の最高責任者であり,地域事務局を代表しWHO総会への出席等を担う重要なポストです。
3 葛西氏は,現在WHO西太平洋地域事務局次長の任にあり,保健医療分野において広範な経験を有しています。同氏は,平成26年の同地域事務局次長就任以来,傑出した能力を発揮し,加盟国からも高く評価されており,西太平洋地域事務局長にふさわしい候補です。
4 今後,本年7月の立候補締め切りを経て,10月の地域委員会で新しい地域事務局長が選出される予定であり,我が国としては,葛西氏の地域事務局長選出に向け,西太平洋地域の加盟国への働きかけを行っていく考えです。