報道発表

ズン・ベトナム外務次官による堀井巌外務大臣政務官表敬

平成30年4月9日
ズン・ベトナム外務次官による堀井巌外務大臣政務官表敬1
ズン・ベトナム外務次官による堀井巌外務大臣政務官表敬2

 本9日午後4時から約30分間,堀井巌外務大臣政務官は,外務省の招へいで訪日中の,グエン・クオック・ズン・ベトナム社会主義共和国外務次官(H.E.Mr. Nguyen Quoc Dung, Vice Minister of the Socialist Republic of Viet Nam)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。(ズン次官は,ベトナム外務省においてASEANを担当。)

1 冒頭,堀井巌政務官から,本年は日ASEAN友好協力45周年の節目の年であり,本年8月からASEANの対日調整国を務めるベトナムの外務次官が訪日したことは時宜を得たものであり,心から歓迎する旨述べました。これに対して,ズン次官から,外務省のご招待に感謝する,8月から対日調整国となることを受け,日・ASEAN関係の更なる発展に向け,緊密に協力していきたい旨述べました。

2 また,堀井巌政務官から,「自由で開かれたインド太平洋戦略別ウィンドウで開く」の下,法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序,経済秩序構築のため,様々な協力を更に進めていきたい旨述べました。これに対し,ズン次官から,同戦略が,法を尊重し,発展と繁栄に貢献し,地域の平和と安定に資する協力となることを期待する旨述べました。

3 この会談では,日・ASEAN関係の他,TPPRCEP等の経済連携や,北朝鮮及び南シナ海等の地域・国際情勢についても意見交換が行われ,本年のASEAN関連外相会議(8月)及び首脳会議(11月)に向けて,緊密に連携していくことを確認しました。

(注)対日調整国
 ASEANは,ASEAN+1と呼ばれる域外対話国(例:日,米国,オーストラリア,インド,中国など)との対話を行っており,各域外対話国とASEANの調整役として,ASEAN加盟国から1国が調整国となる。慣例として,ASEAN及び対話国それぞれのアルファベット順で,夏のASEAN関連外相会議を区切りとして,3年任期で交代する。本年8月のASEAN関連外相会議において,対日調整国は,現在のブルネイからベトナムに交代する予定。


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