報道発表
シリアに対する無償資金協力
「アレッポ人道的復旧及び強靱性強化計画(UNDP連携)」に関する書簡の交換
平成30年2月7日
1 本7日(現地時間6日),国連開発計画(UNDP)本部のあるニューヨークにおいて,別所浩郎国連代表部大使とムラッド・ワフバUNDP総裁補兼アラブ局長(Mr. Mourad Wahba, Assistant Administrator and Regional Director, Regional Bureau for Arab States)との間で,供与額6億5,200万円の無償資金協力「アレッポ人道的復旧及び強靱性強化計画(UNDP連携)」に関する書簡の交換が行われました。
2 2017年1月から7月にかけて,40万人を超える避難民がアレッポへの帰還を果たしており(2017年8月現在,国際移住機関(IOM)),帰還民は損壊した住居での貧困状態の中,生活を再建せざるを得ない状況となっています。この協力は,市街地の瓦礫処理や,病院,学校等社会インフラの修復等を実施することにより,シリアの人々への人道支援を行うものです。
3 この協力は,2017年12月に河野外務大臣が第13回マナーマ対話で発表したシリア及びヨルダンに対する新規支援(PDF)の一部であり,また,2016年5月,G7伊勢志摩サミットにおいて安倍総理大臣が中東地域安定化のための包括的支援として表明した,2016年から2018年の3年間で総額約60億ドルの支援(PDF)を具体化するものです。
国連開発計画(UNDP:United Nations Development Programme)概要(PDF)
[参考]シリア・アラブ共和国基礎データ
シリア・アラブ共和国は,面積約18.5万平方キロメートル(日本の約半分),人口2,240万人(2012年世界銀行),2011年のシリア危機発生以降,深刻な人道危機が生じている。