報道発表
中根外務副大臣とルフット・インドネシア海洋担当調整大臣との会談
(第1回日本・インドネシア海洋フォーラム合同委員会の開催)


本13日午前10時30分から約30分間,中根一幸外務副大臣は,訪日中のルフット・ビンサル・パンジャイタン・インドネシア共和国海洋担当調整大臣(H.E. Mr. Luhut Binsar Pandjaitan, Coordinating Minister for Maritime Affairs, the Republic of Indonesia)と会談を行ったところ,概要以下のとおりです。なお,インドネシア側から,トーマス・レンボン投資調整庁長官,ラフマット・ゴーベル日本担当特使,アリフィン・タスリフ在京インドネシア大使が同席しました。
1 冒頭,中根副大臣から,昨年12月ルフット海洋担当調整大臣の訪日時に「日本インドネシア海洋フォーラム立ち上げのための覚書」が署名され,今回,同大臣の訪日の機を捉えて合同委員会が開催されることになり喜ばしい,来年は日インドネシア国交樹立60周年であり,この機会に海洋分野を中心としたインドネシアとの関係が更に深まることを期待する旨述べました。
2 これに対し,ルフット大臣から,日本は,かつての改革の時代にインドネシアを支援してくれるなど,歴史的に重要な国であり,1970年初めにインドネシアが経済的に苦しい時代も,日本から一貫して支援をいただいた,今日においても日本の投資は重要であり,ジョコ大統領は日本との関係を優先して考えている,来年は両国の国交樹立60周年なので,両国の協力案件を具体化して実施することでランドマークとしたい旨述べました。
3 双方は,海洋分野における安全保障や離島開発,エネルギー,電力,環境技術等について意見交換を行うとともに,パティンバン港,ジャカルタ都市高速鉄道(MRT),ジャワ島北幹線鉄道高速化といった両国にとり重要なインフラ協力案件について今後も協力を進めて行くことを確認しました。また,南シナ海問題について,航行の自由の確保や国際法の尊重の重要性について一致しました。
4 会談の成果を踏まえ,双方は,共同プレスリリース(英文)(PDF)を発出しました。