報道発表

ワッセナー・アレンジメントへのインドの参加

平成29年12月8日

1 12月6日及び7日にウィーンで開催されたワッセナー・アレンジメント(WA)総会において,インドのWA参加申請が全会一致で承認されました。インドの参加により,WA参加国数は42か国となります。

2 我が国は,インドのWA参加申請に係る報告国を務めるなど,本年9月の日印共同声明(PDF)別ウィンドウで開くにあるとおり,インドのWA参加を支援してきました。

3 インドのWA参加は,アジア地域における通常兵器及び関連汎用品・技術に係る輸出管理の強化に資するものであり,我が国はこれを歓迎します。

[参考1]ワッセナー・アレンジメント(Wassenaar Arrangement)
 通常兵器及び関連汎用品・技術に係る輸出管理レジームとして1996年9月に設立。通常兵器及び関連汎用品・技術の移転に関する透明性の向上や情報交換の促進により,「不安定化をもたらす武器の蓄積」を防止することを目的とする。参加国には,WAで合意された規制リスト及び指針などに基づく輸出管理を実施することが求められる。
 今次総会ではインドの参加申請を承認する決定が行われたのみであり,正式な参加日は,必要な事務手続きを経て追って決定される。

[参考2]日印共同声明(2017年9月)(関連部分抜粋)
 両首脳は,国際的な不拡散の取組を強化する目的で,インドが他の3つの国際輸出管理レジームである原子力供給国グループ,ワッセナー・アレンジメント及びオーストラリア・グループの完全なメンバーになるために協力していくとのコミットメントを再確認した。


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