報道発表

グラッサー国連事務総長特別代表(防災担当)による中根外務副大臣表敬

平成29年11月24日
グラッサー国連事務総長特別代表(防災担当)による中根外務副大臣表敬1
グラッサー国連事務総長特別代表(防災担当)による中根外務副大臣表敬2

 本24日,午前11時から約30分間,中根一幸外務副大臣は,ロバート・グラッサー国連事務総長特別代表(防災担当)(H.E. Mr. Robert Glasser,Special Representative of the UN Secretary-General for Disaster Risk Reduction)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,中根副大臣から,グラッサー代表の訪日を歓迎し,本年の「世界津波の日」の一連のイベントを国連国際防災戦略事務局(UNISDR)の協力により成功裡に終えることができたことへの謝意を表明するとともに,仙台防災枠組を各国が推進する上で,UNISDRが果たす役割は重要であり,連携を一層強化していきたい旨述べました。

2 これに対し,グラッサー代表から,日本の防災分野におけるリーダーシップ,及びコミットメントに敬意を表すとともに,日本は「世界津波の日」の普及啓発の活動を通じて各国の防災意識の向上に貢献している旨述べました。また,UNISDRでは仙台防災枠組のグローバル・ターゲットの達成に向けた支援及び各国の取組状況のモニタリング等を進めており,この分野で日本と連携して取り組んでいきたい旨述べました。

[参考1]ロバート・グラッサー国連事務総長特別代表(防災担当)
 2003年より災害時の人道支援等の活動を行う世界最大規模の非営利人道支援団体ケア(CARE)・オーストラリアを経て,2008年よりケア・インターナショナル事務局長として活躍。国連国際防災戦略事務局(UNISDR)のトップとして,2016年1月より現職。現職としての訪日は,2017年4月以来3度目。

[参考2]国連国際防災戦略事務局(UNISDR)
 国連国際防災戦略事務局(UNISDR)は,「国連防災の10年」の後継として2000年に設立された。UNISDRは,国際的な防災戦略について議論する国連防災世界会議の事務局を務めており,第1回(1994年,横浜),第2回(2005年,兵庫),第3回(2015年,仙台)いずれも日本で開催された。2007年にUNISDR駐日事務所を神戸市に開設した。

[参考3]「世界津波の日
 2015年12月,津波に関する人々の意識を向上し,津波対策の強化を目的に,我が国をはじめ142か国が共に提案した「世界津波の日」を定める決議が,第70回国連総会本会議にて全会一致で採択された。

[参考4]仙台防災枠組
 2015年3月に仙台市で開催された第3回国連防災世界会議において,2030年までの防災に関する国際的指針となる「仙台防災枠組」を採択した。7つの地球規模の目標と4つの優先行動を定めている。


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