報道発表

中根外務副大臣とチョウ・ティン・スエ・ミャンマー国家最高顧問府大臣との会談

平成29年11月21日

 本21日(現地時間同日),ミャンマー連邦共和国で開催されているASEM第13回外相会合に出席中の中根一幸外務副大臣は,チョウ・ティン・スエ・ミャンマー連邦共和国国家最高顧問府大臣(Mr. Kyaw Tint Swe, Union Minister for the Office of State Counsellor, Republic of the Union of Myanmar)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,中根副大臣から,ASEM外相会議が成功裏に開催されたことに祝意を表し,引き続き,ミャンマーの民主化の定着,経済発展のために,官民を挙げて最大限支援していく旨述べました。

2 また,中根副大臣から,ラカイン州情勢につき,現地の人権・人道状況に対する深刻な懸念を表明し,法に従った治安回復,人道支援アクセス回復,避難民帰還を働きかけました。さらに,アウン・サン・スー・チー国家最高顧問が,人道支援,避難民帰還,コミュニティの平和と安定のために取組を進めていることに勇気づけられており,日本政府は,ミャンマー政府の取組を最大限後押しする用意があることを伝えました。

3 これらに対し,チョウ・ティン・スエ大臣から,日本のミャンマーに対する長年の支援に対する謝意が示された上で,ラカイン州情勢につき,避難民帰還に向けたバングラデシュとの協議が進捗していることについて説明がありました。更に,ミャンマー政府としては,同州の交通と電力の改善は重要で,雇用創出,経済発展にもつながると信じており,日本の支援に感謝する,今後とも,国際社会の支援を受け入れる用意があり,友好国である日本のNGOによる支援も歓迎する旨発言がありました。


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