報道発表
ミクロネシアに対する無償資金協力に関する書簡の交換
平成29年10月25日

(写真提供:内閣広報室)
1 本25日,東京において,我が方堀江良一駐ミクロネシア連邦大使と先方ローリン・S・ロバート・ミクロネシア連邦外務大臣(Hon. Lorin S. Robert,Secretary of Department of Foreign Affairs of the Federated States of Micronesia)との間で,ミクロネシアに対する供与額3億5,000万円の無償資金協力「経済社会開発計画」に関する書簡の交換が行われました。
2 ミクロネシアは,国内市場が小さく,国際市場も地理的に遠く,外貨獲得手段が限られ,生活物資の多くを輸入に依存しており,国民所得の大半が海外に流出する状況にあります。この協力は,このような厳しい経済・社会状況にある同国に対して,我が国で製造された重機等を供与することにより,同国におけるインフラ整備の促進を通じ,経済活動や住民生活を支援するとともに,アジア太平洋地域における日本製機材の展開にも貢献するものです。
3 また,本件は,平成27年5月に開催された第7回太平洋・島サミットにおいて,我が国政府が支援を表明した重点分野である「持続可能な開発」に資する協力(PDF)として実施するものです。
[参考]ミクロネシア連邦基礎データ
ミクロネシア連邦は,面積700平方キロメートル(奄美大島とほぼ同じ),人口約10.4万人(2014年,世界銀行),一人当たりの国民総所得(GNI)は3,200米ドル(2014年,世界銀行)。