報道発表
堀井巌外務大臣政務官のタイ及びバングラデシュ訪問(結果)


9月25日から28日まで,堀井巌外務大臣政務官は,タイ王国及びバングラデシュ人民共和国を訪問したところ,概要は以下の通りです。
1 タイ王国(9月25日及び26日)
(1)日タイ修好130周年記念展覧会開会式及びレセプションへの出席
9月26日午後4時(現地時間)から,堀井巌政務官は,バンコク都内のラッタナコーシン展示館にて日タイ修好130周年記念展覧会開会式及びレセプションに出席しました。
記念展覧会開会式では,タイ政府関係者,在留日本人,タイ著名人等約130名が出席する中,開会挨拶の際に,安倍晋三内閣総理大臣のプラユット・ジャンオーチャー首相宛祝詞をウィラサック・フートラクン外務副大臣(H.E.Mr. Virasakdi Futrakul, Deputy Minister of Foreign Affairs)に手交しました。その後,日タイ130年の交流の歴史に関する記念展示を見学し,日タイ両国の音楽家による演奏を鑑賞しました。
(2)ウィラサック外務副大臣との会談
レセプション後,堀井巌政務官は,ウィラサック外務副大臣と会談を行いました。ウィラサック外務副大臣からは,プラユット首相からの歓迎の意が伝達されました。堀井巌政務官とウィラサック外務副大臣は,130周年という節目を迎えた両国関係を更に発展させていくことで一致したほか,二国間関係に加え,北朝鮮情勢,ミャンマー・ラカイン州北部の情勢や南シナ海問題を含む地域情勢についても意見交換を行いました。
2 バングラデシュ人民共和国(9月27日)
(1)アラム外務担当国務大臣との会談
堀井巌政務官は,9月27日午前8時15分(現地時間)から約2時間にわたり,ムハンマド・シャリアル・アラム外務担当国務大臣(H.E. Mr. Md Shahriar Alam, State Minister for Foreign Affairs)と朝食を挟みつつ会談し,バングラデシュに流入している避難民に対するバングラデシュ政府の取組を評価するとともに,日本政府が決定した300万ドルの緊急支援など日本政府がバングラデシュ政府の取組を引き続き後押しすべく支援を行う旨表明しました。また,ダッカ襲撃テロ事件後のバングラデシュ政府による安全対策措置に謝意を表明したのに対し,アラム外務担当国務大臣から,邦人の安全確保を含む一層の取組を行っていく旨表明しました。北朝鮮情勢について,日本の立場を伝え,協力していくことで一致しました。
(2)在留邦人代表との懇談
堀井巌政務官は,在留邦人の代表と懇談し,テロ事件後の現地の状況や日本政府に対する要望等について意見交換を行いました。
(3)ダッカ襲撃テロ事件現場での献花
堀井巌政務官は,2016年7月のダッカ襲撃テロ事件の現場となったダッカ市内のレストランで献花を行い,犠牲者及びそのご家族に哀悼の意を表明しました。