報道発表

高校生平和大使のジュネーブ訪問

平成29年8月22日

1 8月21日午後6時(現地時間)から、髙見澤將林軍縮会議日本政府代表部大使主催により、外務省のユース非核特使としてジュネーブを訪問した22名の高校生平和大使と各国外交団との意見交換会が行われました。この意見交換会には、49名の外交団職員その他関係者が参加しました。

(注)核兵器保有国からはフランス、ロシア、非核兵器国からはオーストラリア、韓国、マレーシア、インドネシア、スリランカ、カナダ、イタリア、オランダ、オーストリア、フィンランド、ポーランド、スウェーデン、ルーマニア、ベラルーシ、パキスタン、南アフリカ、ジンバブエ、コスタリカ、エクアドル等が参加。また、国連軍縮部、赤十字国際委員会(ICRC)も参加。

2 冒頭、髙見澤大使から、様々な国の代表の意見を直接聞く貴重な機会として積極的に対話をして欲しい旨の挨拶を行いました。続いて、高校生平和大使の代表者2名が活動につき報告した後、1名が被爆三世として自分の祖父の体験を発言し、核兵器のない世界の必要性を訴えました。

3 高校生平和大使は、少人数のグループに分かれ各国外交団との個別の意見交換を実施しました。意見交換会は予定時間を超過し午後8時30分に終了しました。各国外交団からは、初めての試みである高校生平和大使との対話を重視したこの意見交換会を評価する声が寄せられました。

4 この意見交換会は、ジュネーブを訪問した日本の高校生の核廃絶に向けた思いを各国に直接訴える機会として、新たに実施されたものです。

5 高校生平和大使は本22日、軍縮会議を傍聴した後、国連軍縮部を訪問し、活動報告及び核廃絶に向けた署名の手交を行う予定です。

(参考)高校生平和大使
 1998年のインド・パキスタンの核実験を契機に開始。2001年から毎年、核廃絶を求めて高校生が集めた署名を国連欧州本部(於:ジュネーブ)に届ける取組み(高校生1万人署名活動)を続けている。本年は22名が第20代高校生平和大使として、8月20日から24日の間、スイスを訪問予定(外務省からはユース非核特使としての委嘱を受けている)。


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