報道発表

国際原子力機関との海洋モニタリングに関する協力プロジェクトの最終報告書の公表

平成29年7月31日

 我が国は,東京電力福島第一原子力発電所における汚染水問題への対応の一環として,我が国が行う海洋モニタリングの透明性及び信頼性の向上のため,2014年以来,国際原子力機関(IAEA)との海洋モニタリングにおける協力を進めています。
 2014年から2016年にかけて,IAEAと共同採取された海水,海底土,水産物の試料について,日本,IAEA及び欧州などの研究所が放射能を分析した結果の相互比較(Interlaboratory Comparison (ILC))を実施しました。IAEAは,相互比較の結果を取りまとめ,本31日に報告書仮訳(PDF)別ウィンドウで開く英文(PDF)別ウィンドウで開く)として公表しました。
 この報告書において,IAEAは,海洋試料中の放射能の分析に参加した日本の分析機関の試料採取方法は適切であり,かつ,ILCの結果から分析機関は高い正確性と能力を有している旨,報告しています。

(参考)
 ILCの目的とは,放射能を分析する機関が,試料の採取から分析までの過程において同一の試料を用いて放射能の測定及び結果の比較を行い,放射能の測定方法の適切さを確認するもの。


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