報道発表

「国際シンポジウム:アジアにおけるエネルギー安全保障及び投資」の開催

平成29年7月10日

1 7月13日,三田共用会議所において,外務省主催による国際シンポジウム「アジアにおけるエネルギー安全保障及び投資」を開催します。

2 このシンポジウムでは,国際的なエネルギー需給における構造的な変化やエネルギー価格の停滞等,急速に変化をする世界のエネルギー情勢に関し,特にアジアに焦点を当て,経済成長に不可欠なエネルギー安全保障をアジアにおいていかに確保し,強化するか等のテーマについて議論を行う予定です。

3 当日は,岸田文雄外務大臣による我が国のエネルギー・資源外交に関する政策スピーチを滝沢求外務大臣政務官が代読した後,ラズロ・バロー国際エネルギー機関(IEA)チーフ・エコノミスト(Laszlo Varro, Chief Economist, International Energy Agency)から,世界のエネルギー投資部門に関するIEAの最新の分析について基調講演が行われる予定です。また,アジアのエネルギー市場の展望及びエネルギー投資の見通しに関し,国内外のエネルギー有識者によるディスカッションも行われる予定です。

4 ランチ・レセプションでは,日本の先端技術の1つである高効率石炭ガス化複合発電に関するプレゼンテーションの他,福島はじめ被災地で生産された食材が提供される予定となっており,日本の食の安全,安心や復興支援についてもPRする予定です。

(参考)プログラム(予定)
9:40~10:00 (受付)
10:00~10:10 我が国のエネルギー・資源外交に関する岸田文雄外務大臣による政策スピーチ(滝沢求 外務大臣政務官代読)
10:10~10:40 基調講演:世界エネルギー投資2017(ラズロ・バロー 国際エネルギー機関(IEA)チーフ・エコノミスト)
10:40~11:00 質疑応答及びディスカッション
11:00~11:15 (コーヒーブレイク)
11:15~12:45 セッション1  :急速に変化するエネルギー情勢の下でのエネルギー安全保障
モデレーター:高橋美佐子 外務省経済安全保障課長
プレゼンター:アニル・ジェイン インド行政委員会副次官
       ダン・ガットマン 上海ニューヨーク大学米・中国センター教授
       野神隆之 (独立行政法人)石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)主席エコノミスト
         田中一成 資源エネルギー庁国際課長
12:45~14:00 ランチ・レセプション
プレゼンテーション:クリーンコールの将来-高効率石炭ガス化複合発電(坂本康一 三菱日立パワーシステムズ(株式会社)エンジニアリング本部/電力計画部 技監・主幹技師)
14:00~14:55 分科会
分科会A(日英同時通訳あり):アジアにおけるより柔軟で透明性のあるエネルギー市場に向けて
モデレーター:ラズロ・バロー IEAチーフ・エコノミスト
プレゼンター:比護隆 東京ガス(株式会社)執行役員 原料部長
       松坂顕太 (株式会社)商船三井執行役員 エネルギー輸送営業本部副本部長
       ジェイン・ナカノ 米国戦略国際問題研究所(CSIS)主任研究員
分科会B(英語のみ(日英同時通訳なし):アジアにおけるエネルギー投資及びエネルギー転換
モデレーター:アリ・イザディ・ナジャファバディ ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンス日本代表
プレゼンター:山田明 東京工業大学教授
       ジアウル・アベディン 駐日バングラデシュ大使館政務担当参事官
       トレバー・ホロウェイ 駐日オーストラリア大使館資源・産業参事官
15:00~15:45 セッション2(パネルディスカッション):アジアの観点からのエネルギーの豊かな将来
モデレーター:高橋美佐子 外務省経済安全保障課長
パネリスト :アリ・イザディ・ナジャファバディ ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンス日本代表
       高井裕之 住友商事(株式会社)執行役員 住友商事グローバルリサーチ(株式会社)社長
       ラズロ・バロー IEAチーフ・エコノミスト
15:45~16:00 閉会挨拶
 

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