報道発表
「国連アフリカ施設部隊早期展開プロジェクト:ARDEC」第4回訓練開始
平成29年7月4日
1 7月24日から,国連フィールド支援局がケニアにおいて実施中の「国連アフリカ施設部隊早期展開プロジェクト(The UN Project for African Rapid Deployment of Engineering Capabilities:ARDEC)」の一環として,タンザニア国軍等の施設要員を対象とした重機の操作訓練(第4回目)が開始される予定であり,我が国は,陸上自衛官等18名を教官及び支援要員として派遣します。
2 日本は,PKOの円滑化に欠かせない施設や輸送の分野で確かな信頼を得てきました。今後とも,PKOの早期展開を支援し,質の高い活動を実現するため,平成26年9月の国連PKOハイレベル会合において,安倍晋三内閣総理大臣から,施設部隊の装備品及び要員が迅速に任務を開始するための貢献策を表明しました。
3 これを受け,我が国として,国連に対して重機の調達や訓練の実施に必要な資金を拠出するとともに,平成27年の試行訓練を経て,昨年6月から10月の間に第1回及び第2回訓練を行い,ケニア国軍の要員(約60名)に重機の操作や整備に関する教育を行いました。本年は,5月から7月までタンザニア国軍の要員(30名)に第3回訓練を行っています。
(参考)第4回訓練の概要
- 訓練期間 :7月24日から9月15日
- 派遣先 :ナイロビ(ケニア国際平和支援訓練センター)
- 教官要員等:太田耕輔2等陸佐 以下18名
- 事業内容 :タンザニア国軍等の施設要員に対し施設活動に必要となる重機の操作や整備の教育