報道発表

「アフリカ施設部隊早期展開プロジェクト:ARDEC」
第3回訓練開始

平成29年5月16日

1 5月29日から,国連フィールド支援局がケニアにおいて実施中の「アフリカ施設部隊早期展開プロジェクト(Project for African Rapid Deployment of Engineering Capabilities:ARDEC)」の一環として,タンザニア国軍の施設要員を対象とした重機の操作訓練(第3回目)が開始される予定であり,我が国は,陸上自衛官等18名を講師及び支援要員として派遣します。

2 近年の国連平和維持活動(PKO)においては,施設部隊の装備品(重機)やそれを操作する要員が不足しており,人道支援等の活動や要員の安全確保に大きな支障が発生しています。こうした課題を解消するため,平成26年9月の国連PKOハイレベル会合において,安倍晋三内閣総理大臣から,これらの装備品及び要員が迅速に任務を開始するための貢献策を表明(PDF)別ウィンドウで開くしました。

3 これを受け,我が国として,国連に対して重機の調達や訓練の実施に必要な資金を拠出するとともに,平成27年の試行訓練を経て,昨年6月から10月の間に第1回及び第2回訓練を行い,ケニア国軍の要員(約60名)に重機の操作や整備に関する教育を行いました。

(参考)第3回訓練の概要

  • 訓練期間:5月29日から7月21日
  • 派遣先 :ナイロビ(ケニア国際平和支援訓練センター)
  • 教官要員:濱田大樹3等陸佐 他17名
  • 事業内容:タンザニア国軍の施設要員に対し施設活動に必要となる重機の操作や整備の教育

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